宝塚月組2022年【グレートギャツビー】月城かなと&海乃美月コンビにぴったり!
F・スコット・フィッツジェラルドによる小説。
20世紀アメリカ文学最高峰のひとつと評価される『グレートギャツビー』
2022年夏、宝塚歌劇団月組での上演が決定した。
月城かなとさんはギャツビーにピッタリだし、海乃美月さんもデイジーのイメージ通り。
ほかのキャストはまだ発表されていないが、ニック、トム、マートル、ウィルソン、ジョーダン、ウルフシェイム。
いまの月組には、そのすべてにハマり役だと思われる役者さんが揃っている。
グレートギャツビーについての考察
わたしはこの作品に詳しい。
どれだけ詳しいかというと、
論文を書いたくらいだ!(笑)
それもただの論文ではない。
大学の卒業論文である。
英文学科専攻のわたし。
規定は、「英文で」「40枚以上」
当時のわたしにとっては、気の遠くなるような課題だった。
まず、原文を読破するのが難しい。
時代背景をふまえて物語を検証し、テーマを決め、筋の通った感想を述べるまで、じつに1年を要した。
書き上げないと卒業できない。
いつ果てるとも知れぬ泥沼を、わたしは這いつくばった(大げさ)
このたび、月組さんで再演されると知り、眠れる論文を起こしてみた。
◆目次
【第1章】
ギャツビーの運命のカギを握るデイジー
【第2章】
ギャツビーの夢の崩壊
二幕物みたいな構成になってる!(笑)
アメリカンドリームのかけら
宝塚版ミュージカル『グレートギャツビー』の初演は1991年。
雪組の杜けあきさん、鮎ゆうきさんがトップコンビだったころ。
わたしが卒論を書いたのはそのあと。
宝塚に興味もなかったので、観に行くこともなかった。
それがのちに、瀬奈じゅんさんの大ファンとなり、足繁く月組に通うことに。
2008年『グレートギャツビー』が日生劇場で再演されると決まったとき。
わたしは運命を感じた。
人生の1ページを、その研究にささげた(大げさ)作品の主人公を、自分のご贔屓が演じてくれるのだ。
生きた、人間の姿をしたギャツビーが。
しかも、最高にかっこいい(どタイプの)ギャツビーが。
本の中でしか知らなかった彼が、目の前で動いている!
ギャツビーが追い求めたアメリカンドリームに比べたら、小さな小さな夢かもしれないけれど。
わたしは、刹那の夢に酔いしれた。
2013年にはレオナルド・ディカプリオ主演で映画化、2017年には井上芳雄さん主演で舞台化されたが、瀬奈じゅんさんの「背中で語る」芝居が、わたしはいちばん好きだ。
朝日の昇る前に
これは論文の序章。
ここから先は内容が稚拙すぎて、目を背けたくなるだろう。
だが、20代のわたしが、恋や人生について抱いた思いが、きっとたくさん詰まっているはず。
パンドラの箱を開けるようで怖い気もするが、これをきっかけに読み返してみよう。
いま時は流れて 箱を開けようとしてる
わたしは変わってしまっただろうか
ずいぶん変わっているかもしれない
でもわたしは取り戻そう あの日のあの夢
輝ける未来あふれる 朝日の昇る前に
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