体育会系男子によると、エリザベート皇后はもっとがんばれるらしい
家にいると何かと誘惑が多いので、予備校の自習室で勉強している息子。
受験生だというのに、毎朝サッカー部の朝練もある。
タフな彼も、さすがに心身ともに疲労困憊しているようだ。
ストイックに暮らす彼の、いま一番の癒しは、勉強しながらミュージカルの曲を聴くこと。
そもそも、音楽を聴きながら勉強できるんかっちゅー話なのだが、彼なりの集中方法でもあるらしい。
ちなみに最近のお気に入りは、東宝版のエリザベートだ。
大人気ミュージカル【エリザベート】あらすじ
バイエルン公女エリザベート。
姉のヘレネの見合いの席で、オーストリア皇帝フランツ1世に見初められ、思いがけず王家に嫁ぐことになる。
姉と違って、お妃教育を受けていない彼女。
義母となった皇太后ゾフィーの攻撃の的となり、世紀の嫁姑戦争が勃発する。
結婚式の翌朝。
さっそくエリザベートの寝室にゾフィーが来て言う。
「なんて寝坊なの」
「まだ5時です」
「顔は洗ったの」
「これからしますわ」
「歯を見せて。口を開けて。黄ばんでいるわね」
「磨きますわ」
「真っ白になるまで」
(『皇后の務め』より)
このように、一部始終行動を制約され、しまいには自分の産んだ子どもさえも取り上げられてしまう。
自由な魂を持ったエリザベートは、死ぬまで窮屈な暮らしになじめず旅をつづけ、最後には黄泉の帝王トートと結ばれるというストーリーだ。
エリザベート皇后に物言い
小さいころから、わたしの趣味につきあわせて。
宝塚をはじめ、いろんな舞台につれて行った甲斐があり?すっかり演劇ヲタクに成長した息子。
今日、彼からこんなラインがきた。
わかる
わかるよ。
あんたの気持ち。
めっちゃがんばってるもんなぁ。
勉強もサッカーも。
皇后になったというのに、ちっとも自覚の芽生えないエリザベートのこと、ディスりたくなるのもわかる。
帝劇版エリザベートでは暗殺者ルキーニが、
「ゾフィーから子どもを取り返したくせして、結局育児は人任せで、自分は出かけてばかりだった」
なーんて、いろいろ暴露してたもんね。
でもね
人生はそれだけじゃない。
いろいろあんのよ。
これから君にも、きっとわかる日がくる。
とりあえず、毎朝5時に起きて、ちゃんと歯も磨いて、一生懸命勉強しているあなたを、お母さんは応援してる。
わたしたちは鏡同士
だけどエリザベートがルドルフにしたように、わたしはあなたを見捨てたりなんかしない。
なんなら、黄泉の世界までついて行ってあげるよ(いらん)
晴れて大学生になったら、また一緒にエリザベートを観に行こう。
そのときは、また違った見方ができるかもしれないね。
インスタも見てくださいね♪
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