コロナ禍 わたしの新たな挑戦

コロナ禍 わたしの新たな挑戦

 

「待てば海路の日和あり」ということわざがある。

わたしは、これをもじって、「待てば空路の日和あり」と言っている。

海路の日和があるのだから、空路にだって、きっとあるはずだ。

 

新型コロナウイルスの影響で、3月上旬に飛行機を降りてから、約7ヶ月が経過した。

依然として、フライトに復帰できる目処は立っていない。

 

会社から、ときおりリモートミーティングに参加するよう要請がある以外は、CAとしての機能を果たしていない。

 

日系航空会社の国際線CAの方々は、国内線のヘルプに回られることもあると聞いた。

だが、はるかなトツクニに本社がある我々にとっては、それもかなわない。

 

自宅待機を余儀なくされているこの期間。

わたしが始めたことが2つある。

 

1. オンライン英会話講師

 

ひとつは、オンライン英会話講師。

 

以前から興味があった、「教える仕事」

J-SHINE 小学校英語指導者認定資格、中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状。

英語教育に関しては、ひと通りの資格を持っているわたし。

しかしどの資格も、仕事上使ったことはなく、宝の持ち腐れとなっていた。

 

それがこのたび、近しい友達からの強い勧めもあり、満を持して重い腰を上げるに至った。

これまでにも依頼がなかったわけではないが、あえて避けてきた教職。

 

その理由はズバリ、自分に自信がなかったからだ。

塾講師や家庭教師をしたことはあるけれど、若さとか勢いとかいう、いわば免罪符みたいなものに助けられていたふしがある。

CAの仕事についてからは特に、いくら頼まれても、なんだかんだと理由をつけては逃げつづけてきた。

 

だが今回、大切な友達のひとことが、わたしの心に響いた。

「いまのVikiが持ってる知識を教えてくれたらええねん」

 

いまのわたし…か。

こんなわたしでも、必要としてくれる人がいる。

経験や成果などは、あとからついてくるだろう。

いま、現時点で。

ありのままのわたしが、だれかの役に立つことができるのなら。

そんな気持ちで始めた、ズームを使用した英会話レッスン。

 

おりしも、リモート環境が整っている時代。

もしかしたら、必然的な流れだったのかもしれない。

 

ちなみに今のところ、特別な組織には所属せず、大々的に広告を打つ予定もない。

身近な依頼人の方々のニーズにあったカリキュラムを模索しつつ、細々とやっていくつもり。

 

わたしが今までに海外で経験し、学んだこと。

実際のサービスの現場で、外国人との関わりのなかで身につけた、自然な会話表現。

日本人が、学校などの教育機関で習得してきた、いわゆる「受験英語」も生かしつつ、真に「使える英語」をお伝えしたい。

 

外国語は、壁打ちでは上達しない。

間違えてもいいから、どんどん話してもらう。

間違いは、あとから正せばいいのだから。

 

初めはおずおずと授業に参加していた生徒さんが、物怖じせず発話してくださるのを見ると、心の底から喜びを感じる。

人の幸せや目標につながるお手伝いをさせていだだく仕事。

教職もサービス業も、根底に流れるものは同じなのかもしれないと、未熟ながらに思う。

 

 

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2. ソムリエ

 

そしてもうひとつは、オンライン英会話がもたらしてくれた新しい試み。

それは、ソムリエとしての己にチャレンジすることである。

 

2003年に取得したソムリエ資格。

17年の時を経て初めて、それを公に生かそうとしている。

ことの成り行きは、以下に記すとおり。

 

スイーツに合うワインを探して

 

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生徒さんの1人、大阪でシュークリーム専門店を経営されているU子ちゃん。

いつか京都や奈良といった、日本の伝統ある地域にも出店されたいとのこと。

コロナが終息して外国人観光客が戻ってきたら、英語で接客するのが夢だという。

 

数年前、U子ちゃんと一緒にパリへ旅行したことがある。

わたしが現地の人と話し始めると、貝のように口を閉ざしていた彼女。

それが今では、きれいな発音でスムーズに会話できるようになっている。

 

もともと話せる能力を持っているのに、恥ずかしがって遠慮したり、怖気づいたりする日本人は多い。

その枷を取り払うのが、わたしの役割だと思っている。

 

実際、わたしがそうだったから。

海外在住経験もなければ、留学経験もほとんどない。

そんな日本人の気持ちは、だれよりも分かっているつもりだ。

 

このたび、シューアイスの通信販売を開始したという会話の流れで、それに合ったワインを提案するお仕事を任された。

シューアイス+ワイン。

たわいもないトピックが、小さな希望へと変化し、ひとつのプロジェクトとして動きはじめた。

 

現在、店舗でのお披露目を見据えて、日夜研究を重ねている。

マリアージュの面白さや奥深さを、自分ひとりで享受するのではなく、より多くの人に味わってもらいたい。

ワインが与えてくれる喜びは、みなさんが想像されている以上にすばらしいものだから。


なにかと不自由で、思うようにことが運ばない、もどかしい時代。

いまはただ、与えられたチャンスに感謝して、自分なりの社会貢献ができればと思う。 

 

📕ソムリエVikiと、シューアラクレームカプリのコラボ企画はこちら

www.ciel114.com

 

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