ミセスCAのオン&オフ日誌

現役外資系CAのブログ。 フライトエピソードの他、宝塚・ジュエリー・コスメ・ワインなどの情報を発信しています。

商社ハケンOL時代

3A7120D7-468D-4DEC-973F-E0EAD44B65D2.jpeg

 

大阪・商社OL時代

 

スチュワーデスを目指しながら、派遣社員をしていたことがある。

ハケンとはいえ、あこがれの商社勤務。

毎日おしゃれをして、OLとして働くのはとても楽しかった。

 

ブランドビジネス課に配属

 

わたしが配属されたのは、ファッションブランドを扱う部署。

おもに海外ブランドのライセンス契約を行っていた。

必然的に横文字の会社との取引が多く、なかには奇をてらった会社名もあったから、電話番だったわたしは、取りつぐ際にたいそう苦労をした。 

わかりにくい会社名の場合、もういちどおっしゃってくださいとお願いしたが、なんども聞き返すのは失礼にあたる。

そのため、本当はよくないことだが、見切り発車で取りつぐことが多々あった。

 

リアル空耳アワー

 

ある日のこと。 

「荒物インターナショナル」

と名乗る会社から電話があった。

 「荒物」とは、ホウキやチリトリ・ザルや桶などといった、家庭用品のことを指す。

ブランドビジネス課で、そのような商品の取り扱いがあるのか?

 疑問に思ったわたしは、失礼を承知で複数回、聞き返した。

しかし電話口の相手は、どう聞いたって「アラモノ」と言っている。

 

(かっこいいチリトリや、イカした桶を取り扱っているのかもしれない!)

 

受話器を渡した上司は、電話を切ったあと、耐えられないといった風に吹き出した。

 

「アラモノインターナショナルじゃなくて、アランドロンインターナショナルやったわ!」

 

またあるときは電話に出た上司が、

 

「ハエ取りエージェンシーから電話やよー」

 

ハエ取り…エージェンシー…?

シマに衝撃が走る。

(そんなところと、取引あったか?)

(てゆうか、何そのダサい会社名!)

 

「ハエ取りエージェンシー、ハエとりエージェンシー、ハエトリエージェンシー…」

みんなでなんども繰り返してみた。

 

「あっ!」

 

「ハイアットリージェンシー!」

 

いまでこそホテルの予約も商談のアポイントも、ネットやメールで取る世の中になったが、電話の取りつぎで笑いあった日々も楽しかった。

 

商社マンの陰となり日向となり

 

余談だが、商社で働く男性はとてもモテる。

まだ携帯電話が普及していなかった時代。

女たちは、会社に電話をかけてくる。

なかには都合の悪い女や、面倒な女もいたのだろう。

男性社員からは、外出中だの会議中だの、女からの電話に出ないための言い訳をさせられた。

はじめはウソをつくことに罪悪感を覚えたが、数をこなすうちにだんだんと慣れてきた。

 

「◯◯はただいま、席を外しております」

 

最終的には目の前に本人がいるのに、しれっとこのセリフが言えるようになった。

電話取りつぎの技が「いぶし銀」の領域に達したころ、航空会社から内定をもらった。

 

派遣社員のわたしを正社員と同じように扱い、最後は快く送り出してくださった皆さまには、いまでも本当に感謝している。

 

 

✈︎人気ブログランキングに参加しています。

励みになりますので、ポチッと応援のほどお願い申し上げます✈︎

 


人気ブログランキング