外国人エアラインクルーに人気の日本土産ランキング【ベスト3】
わたしは某ヨーロッパ系航空会社の日本人CAだが、今回は本国のクルーに人気の日本土産についてお話しようと思う。
一位:チルドか冷凍のぎょうざ
もはやブームを通り越して、日本みやげの定番となりつつある「餃子」
それも出来合いではなく、チルドか冷凍のものである。
長いフライトの最初に、彼らがすること。
それは、買ってきた餃子を冷えたカートの中にしまうこと。
ときにクルーミールのカートが、餃子でいっぱいになってしまうこともある😓
すでに何度も買って調理したことのあるクルーがほとんどだが、はじめて東京便に乗務する者がいると、かならずと言っていいほど焼き方を聞かれる。
ギャレー(お台所のこと)では、仕事の合間にみんな好き勝手なことを喋っているクルーたち。
だけどわたしが餃子の焼き方について説明しはじめると、どこからともなく集まってきて、真剣に耳を傾ける。
「新たなヒントが得られるかもしれない」
その眼差しは、学びに夢中な子供のようだ。
餃子のパッケージには英語表記がないため、入れる水の量やタイミングなどをレクチャーしてやると、たいそう喜ばれる。
餃子本体だけでなく、タレにも首ったけだ。
「ソイソース(醤油)とビネガー(酢)に、ちょっとラーオイル(ラー油)を加えてね」
と言うと、それだけでも「ヤミー!」を連発している。
わが航空会社は、上海や北京などにも乗り入れている。
そちらの路線にも乗務する彼らの情報によると、中国方面には日本と同じタイプの焼き餃子は存在しないらしい。
たしかに、水餃子しか見たことがないかも。
飲茶の餃子だって、蒸してあるもんね。
(イメージ)
外国人のお客様への、おもてなし料理にお悩みのみなさーん!
焼きギョーザをお出ししておけば、何とかなりますよー!
手作りや、いっしょに作ることができると言うことなしだけど。
チルドでも、冷凍食品でも、喜んでいただけること間違いなし🙆♀️
いずれの場合でも、ホットプレートを使ったアットホームな餃子パーティーは、外国のお客さまの心に残るのでオススメです。
二位:サラダ用の胡麻ドレッシング
みんな大好きセサミ(ごま)ドレッシング。
それも醤油ベースのクリアなほうではなくて、乳化タイプだ。
二者をきっちりと差別化するため、「クリーミーゴマ」と呼ばれている。
しかしクリーミーゴマは意外とカロリーが高いので、それを知ったヘルシー志向のクルーたちは、別のものにシフトしつつある。
それでもなお。
クリーミーゴマの人気を超えるドレッシングは、いまだ現れていない。
三位:ドラッグストアで買える医薬品やプチプラコスメ
ちょっと前までは、もの珍しさからか「使い捨てカイロ」が人気だったが、最近のヒットは「サロンパス」だ。
貼るだけで痛みが和らぐ、魔法のプラスターだと評判を呼んでいる。
いろんなメーカーのものを試していて、日本人より詳しい人もいる。
変わりダネでは、「蒸気でアイマスク」なども根強い支持を集めている。
モジュール(クルーの休憩所のこと)で、あのマスクをつけてくつろぐ姿をしばしば見かける。
目元に当てるだけで手軽にリラックスできるのが、売れている理由だろう。
日本には、安くて質が良くてワクワクする品物がたくさんあるそうだ。
「人々は優しいし、食べ物はおいしいし、街はキレイで最高!」
と言われるたび、 この国に生まれて良かったと心から思う。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックをいただけると励みになります⇩