機内でもらえるもの もらえないもの
昨今のギブアウェイ事情
ギブアウェイ。
CAに頼めば無料でもらえる、 持ち帰り可能な記念品やグッズのことを指す。
基本的には、会社のロゴマークなんかが入っていて、コレクターズアイテムとしてもたいそう喜ばれる。
昔は、他社との差別化をはかるため、どこのエアラインも、こぞって豪華なギブアウェイを用意していたものだ。
子供用の凝ったおもちゃや、美しい絵ハガキ。
歯磨きセットに裁縫道具。
それこそ毎度、手裏剣のように惜しみなくバラまいていた。
だが、そんな古き良き時代は、もうとっくに終わってしまった。
消えたトランプ
飛行機に搭載できる物品の数は限られている。
とはいえ、コスト削減が叫ばれるようになって以来、当たり前にあったものが載らなくなったのは遺憾である。
たとえば、トランプ。
旅のお供に欠かせない存在だったトランプが、航空各社から姿を消した。
さきほど、トランプというキーワードで検索してみたら、アメリカのトランプ大統領に関する記事ばかりがヒットした。
どこも先般のトランプ氏訪日の話題でもちきりだが、それ以前からすでに、カードゲームのトランプは、世間から忘れ去られた存在となっていたのかもしれない。
機内エンターテインメントシステムの充実、個人のモバイル端末所有率の増加にしたがって、トランプしかり、オセロやすごろくといったアナログなゲームは需要がなくなったのだろう。
いずれにせよ、機内ですごろくやってる猛者を見かけたことはないけどね!
オセロゲーム(リバーシ)の立ち位置の、興味深い変化
それでも、ポータブルのマグネットオセロを持ち込んでいる猛者はけっこういたなぁ。
なが〜い飛行時間。
暇つぶしには、もってこいの玩具だと思う。
アマゾンや楽天で検索してみたら、いまでも売っていることがわかった!
しかも、根強い人気を誇っている。
スマホやタブレットにかじりつきの子どもたちへのプレゼントに最適とのこと。
用途がすっかり逆転してしまった感があるね。
それこそ、リバーシ?(笑)
なつかしい。
消えた新聞
デジタル化にともない、新聞も置かなくなった。
手を真っ黒に染めながら、新聞を配った日々が懐かしい。
フライト後の後片付けも、たいへんな重労働だった。
現在は、事前にアプリをダウンロードし、各々のモバイル端末で読んでいただく形式をとっている。
ミニマリストという生き方がもてはやされるようになったいま。
いろいろなシーンでシンプル志向が浸透している。
モノや情報があふれる世の中。
なんでもスリム化していかないと、いつかその重みに押しつぶされてしまう。
そのときなくていいものは、なくていいことにしないといけないのかもしれない。
生き残ったアイマスク・耳栓・ボールペン
それでも、ぜったいにはずせないものもある。
それは、アイマスク、耳栓、ボールペン。
アイマスクと耳栓は、快適な機内環境作りに。
ボールペンは、税関申告書などの必要書類を記入するために常備してある。
ご参考までに
これからロングフライトのご予定があるかた。
新聞・雑誌は、ごめんどうでも事前にご自身で準備を。
アイマスク・耳栓・ボールペンにつきましては、いつでも用意がございますので、ご遠慮なくお申しつけくださいませ。
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