【警視庁】犯罪経歴証明書の申請に行ってきた

わたしは、外資系航空会社の正社員。
コロナや戦争の影響で、5年以上フライトから遠ざかっていた。
それがこの秋、ようやく復帰できることに。
ヨーロッパで行われる訓練まで、あと1か月を切った。
オフィシャル、プライベートともに、事前準備のカウントダウンがはじまった。
オフィシャルな手続きのひとつに、『犯罪経歴証明書』の取得がある。
最初に聞いたときは、「なんやそれ⁉」と思った。
こんな善良な日本国民に、そんなぶっそうな響きの書類…?
いったい、いつから提出が義務づけられたのだろう。
わたしは勤続30年になるが、長いリーブ…たとえば産休や育休明けにも、そんなもん必要ではなかった。
だから今回、「なんも悪いことしてないのに、なんでやねん」というのが正直な気持ちだった。
犯罪経歴証明書発行までの流れ

ここ数年間で、欧州各国の治安は悪化しているという。
SNSでは連日、市民団体によるデモの映像が流れてくる。
なかには、きわめて深刻なかたちで生活に支障をきたしている地域もある。
移民・難民をはじめ、海外からの人の動きに敏感になるのは当然のことだ。
だけど自分の生涯で、直接外務省や警察庁とかかわる日が来るとは思いもしなかった。
ウェブ書類選考を突破したら、自分の足で申請手続きに出向く
先日、外務省からのゴーサインが出たので、同期とふたりで霞が関にある警視庁へ出頭した(言い方)
神妙に受付をすませたあと、すぐそばにある待合室へ。
椅子に座って部屋の中を一瞥しているあいだに、名前を呼び出された。
警察のお仕事は、サクサクキビキビしている。

担当者がやってきた。
ドラマで見る『カツ丼でも食うか?』って言いそうなおじさんを予想していたわたし。
実際は、物腰の柔らかい、優しくて感じの良い紳士。
わたしは嬉しくなって、ついいろいろと話しかけてしまった。
ひとつ、どうしても聞きたいことがあった。
ヨーロッパの国々が、こうして外国人労働者に対してスクリーニングを行っているのに対し、日本も同様の対策をとっているのかどうかということだ。
答えはこうだった。
『そのような話は聞いたことがありません』
やっぱりそうか。
日本への外国人労働者の受け入れはゆるそうだ。
JICAアフリカ・ホームタウン計画でも、日本に移住するアフリカ人の犯罪歴を調べないという方針が問題視されていた。
欧米をはじめ、世界各国で『悪さをしそうな人をふるいにかける』という方向に進んでいるのに。
なぜ日本は世界から学ばず、歴史に逆行しようとするのか。
人権人権言うけど、なんかあったときに被害者の人権は守られないのに不公平やんな?
被疑者でもないのに指紋採取される
同期と横並びの席で申請書の記入をする。
ラーメン屋さんのカウンター風で、居心地は良い(落ち着くな)
ほどなくして指紋採取の準備が整い、交代で指紋を取られる。
わたしたちの指が(加齢で?家事で?)カサカサしていたからか、ハンドクリームみたいなものを塗るように勧められた。
係の人が慎重に画面とにらめっこしながら、指を左右にぶにょぶにょと押し付けて写真を撮る。
ここまでやられちゃあ、もう悪いことはできないね。
日本も外国人の犯罪歴を調べてから就労許可を出してほしい

おりしも昨日、高市早苗氏が自民党総裁に選ばれた。
不法滞在者をふくむ、さまざまな外国人問題について早急に取り組むとおっしゃっている。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
いまならまだ、日本は立て直せる。
野放図に外国人を入国させ、仕事を与えるのではなく。
一定の基準に沿って、国のルールに従って働く気のある人だけに来てもらうべきだ。
一身上の出来事ではあるが、そんな思いを強くした一週間であった。
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