ミセスCAのオン&オフ日誌

50代現役外資系キャビンクルーライフ

東京都エジプト移民合意撤回デモについて思ったこと

東京都エジプト移民合意撤回デモについて思ったこと

 


都庁前で、東京都エジプト移民合意撤回デモが行われた。

テレビはこれを取りあげないが、YouTubeでは一部始終をライブで流している。

だからテレビしか見ない人は、いま実際に何が行われているか知らない。

SNSはデマばかりと決めつける人も多いが、両方見ることによって、いろんなことが浮かび上がってくる。

もちろん、SNSの情報も玉石混交だから、正しいものを取捨選択する必要がある。

 

「小池都知事の移民政策をゆるさないぞ!」

「小池都知事のエジプト利権を粉砕せよ!」

声を限りにさけぶ市民たち。

基本おとなしく、事なかれ主義の日本人が、これほど怒りを募らせるのは珍しい。

それほど政府は、国民が望まない政策を連発しているということだ。

うしろめたいことがないのなら、責任者が出てきて説明をすればいい。

毎日殺到する抗議の電話やメールに対応しなければならない人たちが気の毒だ。

 

エジプト・トルコを旅して

 


2月にエジプトとトルコを旅した。

ピラミッドやスフィンクス、モスクにバザール。

雄大な景色、活気のある街と人々。

長い歴史に育まれたイスラム文化を見て回るのは興味深かった。

 

日本を出発する日、帰ったらブログを書きますと言って出たのに。

その後、何日たっても書かなかった。

いや、書けなかったといったほうが正しいかもしれない。

 

なぜなら、ネガティブな思い出の方にフォーカスしがちだからだ。

そもそも、お天気や飛行機のトラブルで旅程が大きく崩れたツアー。

旅行中、何度も泣くという経験をしたのは初めてだ。

(なぜ泣いたかということについては、また別の機会に触れようと思う)

 

ブログには、ネガティブなこと、批判めいたことは、極力書きたくない。

だから自分の感情にふたをしていた。

でも、ネットで移民反対デモの様子を見るにつけ、少しはっきりしてきた。

わたしの違和感が、なんだったのか。

 

 

なかよし女友達3人旅。

エジプトもトルコも、治安面で注意が必要だと言われていたから。

旅先で不便のないよう、危険な目にあわないよう、何か月も前から話し合いを重ね、入念な準備をした。

そのかいあって、言われているほど怖い目にはあわなかったけど。

そこでのルールは、これまで訪ねた国々の、どれとも違っていた。

 

とくにエジプト。

トイレが汚い、流れない、紙がない、鍵がかからない。

(交代でドアの前に張り付いて、外から開けられないようにしていた)

これらの問題を解決してくれるわけでもない係員から、毎度チップを請求される。

ホテルでも、水道水は飲めない、シャワーは止まる…

 

たびたびめげそうになるわたしに、友達の一人は言った。

「別の国からきて遊ばせてもらってるんやから、文句は言われへん」

たしかにそう。

勝手にやって来たのに、自分の国と違うからって悪く言うのはお門違いだ。

 

カイロ空港で見た不正

 


だけど、空港で見た光景には、皆で言葉を失った。

手荷物検査場で長い列をなしていた人波の中に。

お札をちらつかせて、遠くから係員にアピールした乗客がいた。

それを見た係員はロープをはずして手招きし、彼らにいちばん前に来るよう促したのだ。

 

空港という公の場所で。

お金を払った人が、公然と便宜を図ってもらえる社会。

あれは、賄賂ではないのか?

チップだ、という見方もできるかもしれない。

でも、きちんと列をなし、順番を守る日本人からすると、ただのルール違反だ。

 

移民の受け入れがもたらすもの

 


エジプトにいるときは、わたしたちは外国人。

こういうことを目にしても、黙って見過ごすしかない。

しかし、こういうやり方や考え方が、日本に入ってきたら?

多文化共生といって、それを尊重するのか?

たとえそれが、日本人の秩序に反していても?

 

国と国が共存するということは、人と人とが共存するということ。

人間関係と同じく、あまりに価値観が違いすぎると悲劇が起きる。

いや、もうすでに起きている。

世界中のあちこちで。

アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス…

移民政策で成功した例がないのに、なぜわが国でそれを推し進める?

どちらの考え方が良い、悪いではなくて。

日本に生まれ、日本に住まう、ひとりひとりが関心を持つべきだと思う。

 

世界中の人々が、差別のない平等な社会で生きる。

可能かどうかはおいといて、人類がもとめる理想のかたちだ。

でも、国や地域によって、歩んできた歴史も宗教も習慣も違う。

それぞれが尊重され、理解されないといけない。

だから文化交流はどんどんなされるべきである。

だがそれは、一緒に暮らすことを前提とし、強要する交流であってはならない。

 

まずは日本人のためになる政治を

 

国民の代表である政治家の皆さんには、もっとわたしたちの声に耳を傾けてほしい。

権力でデモや反対意見を封じるのではなく、国民にとって何が一番大切かを考えてほしい。

もしよく言われているように、そこに利権がからんでいたとしても。

わたしたちがエジプトで出会った、お金を渡されてズルを許した空港職員みたいになってほしくない。

 

グローバル化が叫ばれる中。

日本人がたいせつにしてきたもの、心意気といったものを。

いま一度、取り戻したいと願う。

 

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