【本気で英語を話したい人へ】日本で勉強するだけで、外資系航空会社に合格できる方法
わたしの英語力
☆英語検定準1級
☆TOEICスコア890点
いま勤務している航空会社を受験する前までに取得した、わたしの資格である。
あれから20年以上、公式な試験を受けていないので、現在の成績は不明。
仕事で英語を使うため、コミュニケーション能力は高まったが、正確性という意味ではむしろ低下しているかもしれない。
日本の英語教育と国民性
日本人は、文法にとても忠実だ。
正しい文法を使うのは、むろんたいせつなことである。
だが、それにとらわれるあまり、人と話すとき言葉が出ないのでは本末転倒だ。
日本の英語教育は、ずっと「減点法」をとってきた。
高等教育機関に進むための、マルかバツかというテスト。
合格点をもらうためには、いかにミスをしないかという部分に重きをおいて勉強しなければならない。
日本人が英語を話すのが苦手な、最大の原因のひとつは、ここにあると思う。
リーディングやリスニングにはまあまあ自信があるけれど、スピーキングとなると怖気付く人が多いのはなぜか。
わたしは、極端に失敗を恐れる、保守的な文化が後押ししていると推測する。
日本人には、「ダメ元」という大らかさがないのだ。
(恥をかくくらいなら、黙っていよう)
しかし、その奥ゆかしさこそが、世界から賞賛される日本人の美点でもある。
いいかげんなことを許さない、生真面目な気性。
ここで使う前置詞は何?
定冠詞 or 不定冠詞?
単数 or 複数?
あ、三人称のS付けなきゃ。
時制の一致…ああ、なんだっけ!
とやっているうちに、会話が進んでいってしまうのである。
何事も適当にやることができない完璧主義。
そして、冒険できない堅実な性分。
そこを最優先するとしたら、メンタリティを変えてまで英語を話す必要性があるのかという話になってくる。
なのでここからは、本気で英語を話したいと思うひとにだけ読んでほしい。
わたしが英語を話せるようになった理由
わたしの海外経験といえば、約1ヶ月間のアメリカホームステイと短期の旅行。
あとは「駅前留学」(NOVA)くらいしかしたことがない。
わたしが通っていたオススメ英会話教室【ノバ】
NOVAでは通常のレッスンに加えて、「VOICE」というフリーカンバセーションのクラスに参加することができる。
いろいろなバックグラウンドの人たちと浴びるように会話をすることによって、度胸もついたし語彙力もアップしたと思う。
失敗を恐れず、とにかくたくさんしゃべるに尽きる。
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ずっと英語が好きで、得意科目だったとはいえ。
留学経験もなく、ほぼ独学で学んできた。
こんなにドメスティックなわたしが、なぜ採用人数の少ない外資系エアラインに受かるだけの英語力を身につけられたのか?
さらに掘り下げて考えてみた。
きっかけは英語の暗誦大会
思いおこせば、30数年前。
わたしがまだ、中学1年生だったころ。
通っていた学校では、年にいちど英語の暗誦大会が行われた。
題材は、当時の教科書でもあった「ニューホライズン」
大会の時期的なものか、毎年「レッスン4」が課題だった記憶がある。
ひとつのレッスン数ページ分を、まるまる最初から最後まで諳んじる。
全校生徒が、ほかの生徒たちの前でそれを発表する。
校内で優勝した者は、地域や府の大会に出ることになっていた。
昔から、ものまねが得意だったわたし。
身振り手振りなどの演技的要素も加えて得票数をかせぎ、毎年代表者に選ばれていた。
いま思えば、外国人になりきっていたのでしょうね。
ものごとを習得するうえで、「なりきる」ことは有効な手段だと言われている。
わたしはその点、スイッチが入りやすい性格をしているのかもしれない。
こうしてノリだけでかましていたものを、本物にしようと導いてくれる先生がいた。
わたしの担任であり、英語科のA先生。
田舎の公立中学の先生とは一線を画す、洗練されたいでたちと美しい発音。
わたしは、先生の授業が大好きだった。
大会前には、毎日のように先生から個別で特訓を受けた。
きびしい軟式テニス部に所属していたが、この特訓のため部活を休むことも、大会に出るため公休を取ることも、学校側から許可されていた。
だれもいない、放課後のLL教室。
ガラスの壁の向こうには、ヘッドホンをつけたA先生。
マンツーマンで、真剣に指導してくださる。
すこしでも違う発音をした日には、ひとつずつ徹底的に直される。
いま考えると、これが「フォニックス」というものだったのだ。
なんとすばらしい環境にいたことか。
わたしの発音の基礎は、先生によって作られたといっても過言ではない。
また、ひとつのお話を丸暗記することによって、知らず知らずのうちに文章の正しい繋がりも習得していたのだと思う。
真の語学力を身につけるために
ひと昔まえと違い、現在の英語教育の場では、音読の重要性が高らかに叫ばれている。
これは、至極理想的な流れであると思われる。
「読む、書く、聞く、話す」
この四技能を身につけるため、ひとまず声に出して発音してみる。
机に向かって参考書とにらめっこするだけの学習法とは、もうおさらばしよう。
これからの舞台は勉強部屋じゃない、世界だ!
多少まちがったってかまわない。
「血の通った」他者と通じあえることこそが、生きた外国語を学ぶ最終目的だ。
シャイな日本人。
急に恥を捨てろといっても、一朝一夕に捨てられるものではない。
まずは、音読を繰り返して英語をまるごとインプットすることを強くおすすめする。
あとは自然と、実際のシチュエーションに遭遇したとき。
ひょっこり外国人の自分が出てくるのを待つだけだ。
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