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外資系CA /英会話講師 Vikiのブログ

日比谷とタカラヅカとわたし【宝塚歌劇団への愛】

日比谷とタカラヅカとわたし【宝塚歌劇団への愛】

 

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ヅカファンの友人からお誘いをうけ、東京宝塚劇場に行ってきた。 

ひさしぶりの聖地巡礼で驚いたのが、静かだった日比谷駅界隈がすっかり様変わりしていたこと。

 

人気の新ランドマーク【日比谷ミッドタウン】

 

2018年3月29日にオープンした、新しい商業施設・日比谷ミッドタウン。

現在ゴールデンウィークということもあって、エレベーターは20分待ち。

エレベーターに乗るためだけに20分って…

どんだけ混んでるの?

 

そしてエスカレーターに乗るためには、ヘビのようにトグロを巻いた人の流れに身を連ね、ぐるぐると何周も回らなくてはならない。

それも、大蛇中の大蛇じゃ。

いったい何分待てばいいのだろう。

 

人の波を見ていると、水族館で回遊魚を眺めているような気分になった。 

でも、せっかくだから中を見てみたい。

「われもまた、一匹の回遊魚とならん!」

 と勢いにまかせて流れに飛び込んだはいいが、マスゲームのような動きに目がチカチカして、すぐに退散してしまった⇦負けイヌならぬ、負けイワシ

 

あの周辺はもともと、帝国劇場・日生劇場・宝塚劇場などを有する、舞台芸術のメッカ。

観劇前は胸を踊らせ、観劇後は余韻とともに、うっとりとそぞろ歩く場所。

日比谷ミッドタウンの喧騒を目の当たりにして。

なんだかナワバリを荒らされた動物の気持ちがわかったような気がした。

 

宝塚歌劇の良さについて語ろう

 

宝塚歌劇団とは。

言わずと知れた、世界にもまれに見る、女性だけで構成された歴史ある歌劇団だ。

 

トップスターの魅力ばかりが取り沙汰される傾向にあるが、わたしは、舞台はそれを取り巻くすべての要素がひとつになったとき、はじめて芸術として成立すると考えている。

音楽、舞踊、お芝居、絵画に建築、文学、そしてテクノロジー。

いろんな分野から結集された、知識や技術や才能が相まって、演劇やパフォーマンスは生まれる。

そういった意味で、宝塚歌劇を総合芸術だと捉えているわたしは、組や演目にかかわらず、機会さえあればいつでも観たいと思っている。

 

このたびの演目、珠城りょう氏率いる月組の「カンパニー」「BADDY」もすばらしかった。

トップスターはもちろん、娘役も二番手も三番手も。

端っこにいる組子だって、みんな本当にキラキラと輝いていた。

 

また舞台芸術の醍醐味は、ひとつの舞台が完成するまでに、たくさんの人たちの手がかけられるところにあろう。

表に出る人だけでなく、見えない部分で働くスタッフのプロ意識に触れるたび、胸がふるえるほどの感動に包まれる。

 

愛した男(役)たちを思い出にかえて

 

このように、タカラヅカを俯瞰で見ているわたしにも、かつては身を焦がすほど盲目的な愛を捧げた男、もとい、男役がいる。

しかも、二人。

 

はじめて好きになった男、もとい男役の名は、たかちゃんこと和央ようかさん。

長身で浮世離れしたルックス、現代的でクールな佇まい。

大人の包容力にあふれた演技は、多くのファンを熱狂させた。

彼、もとい、彼女が退団すると決まったときは、この世の終わりかと思うほどショックだった。

あまりの落胆ぶりに、当時保育園に通っていた息子からも慰められたほどだ。

「オカアサン、ゲンキだしなよ。またスキなひとできるって」

 

そして息子の言ったとおり。

頰をつたう涙も乾かぬまま、わたしはふたたび恋におちた。

その男(役)の名は、あさちゃんこと瀬奈じゅんさん。

明るく情熱的な雰囲気のなかに、独特のセクシーな翳りがあって、和央さんとはまた違った魅力があった。

「恋も二度目なら〜すこしは上手に〜愛のメッセージ伝えたい〜」

(歌/中森明菜:セカンドラブ)とばかりに、客席からビームを送る日々。

瀬奈さんが、男役として円熟期をむかえたころ。

スコット・フィッツジェラルド原作のミュージカル「グレートギャツビー」を演るという話が舞い込んだ。

わたしは歓喜した。

まさか、自分が書いた卒業論文のテーマを、最愛の役者さんが演じてくれるなんて!

 

 

勝手に運命を感じたわたしは、この公演に何度も足を運ぶことになった。

今日は調子よさそう。

あ、いま声ウラ返ったみたい。

ちょっと疲れてる?

そんなことまでわかってしまうくらい。

ヅカファンというのは、ご贔屓に入れあげるものなのだ。

(同志のみなさんは、ここで激しく頷いておられるはず)

 

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2009年に瀬奈さんが宝塚を卒業されてからというもの。

喪に服すようにちんまりと過ごしていたわたしだが、徐々に前向きになり、また観劇を楽しむようになった。

 

しかしその後、宝塚歌劇100周年のあおりを受け、チケット難がつづいている。

ことしは名作中の名作「エリザベート」の上演も予定されていることから、さらなるチケット戦国時代が予想される。

とりあえず、つぎは宙組と星組のチケットを確保してある。 

くわしい観劇レポートについては、またおいおい。

 

 

宙組発足20周年記念イベントの乱?については、こちらをどうぞ。

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