2018年 オリンピック冬季競技大会【平昌五輪】開幕!
平昌オリンピック開会式。
すばらしかったですね。
感動で、始終ウルウルしっぱなしだったわたし。
涙腺が弱くなったら、歳をとってきた証拠かな…。
きのうフライトから帰って来た。
一緒に働いたスチュワードのひとりが、このフライトのあとオリンピックを観るため、バケーションを取っていると言っていた。
「平昌に行くの?」
と訊いたら、
「ううん、家で観る。」
ですって。
そっか!
ヨーロッパとアジアには時差があるから、オリンピックをガチで楽しもうと思ったら、休みを取るのがいちばんだ。
無防備に楽しむだけ楽しんでいたら、睡眠不足に陥ってしまう。
われわれの仕事には、土日も祝日もない。
だから、好きなときにまとめて休暇を取る。
ヨーロッパでは、どんな職業のひとでも、二ヶ月ほどの有給休暇がある。
日本人は長くても二週間だよと伝えると、心底同情した顔になる。
バケーションのために仕事を頑張る。
モチベーションがあるから頑張れるのだと、キラキラしたまなざしで彼らは言う。
日本人の勤勉さは世界に誇れるものだけど、そろそろ世界基準に合わせてもいい頃じゃないかしら。
オリンピックやサッカーのワールドカップが始まると、機長によっては試合結果をアナウンスするひとがいる。
「オランダ対デンマークの試合では、三対一でデンマークがオランダを破った」とか。
「スウェーデン人が何個目のメダルを獲得した」とか。
ここだけの話、日本人にとってはまったくの誰得情報。
だが、機長やパーサーのアナウンスを即時通訳するのが、日本人乗務員の役目。
ジントニックを作っていようが、赤ちゃんをあやしていようが、頃合いを見計らっていったん手を止め、近くにあるマイクに向かう。
日本のこととまったく関係のないアナウンスを入れるとき。
わたしはいったい何を言っているのだろうと、不思議な気持ちになる。
それでも、自分が働いている航空会社の母国が勝つと、ほのぼのと嬉しい気持ちになるのは、長年勤務している情みたいなものだろうか。
2018年、冬季オリンピックは開幕したばかり。
おとなりの国、韓国には時差がないから、いつもよりかは負担のない観戦日和となりそうだが、特番などもたくさん組まれている。
体調管理にはじゅうぶん気をつけて、歴史的感動の瞬間を見届けよう。
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