ミセスCAのオン&オフ日誌

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ダイバート【代替着陸】

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ダイバート…航空用語で、代替着陸。

 

お天気や事故などが原因で、当初の目的地以外の空港に着陸すること。

 

最近では、雪の影響で、たくさんの航空会社がダイバートを余儀なくされている。

 

わが社の飛行機も、先月セントレア(名古屋空港)へダイバートしなければならなかった。

大雪のため、成田空港の滑走路が閉鎖されていたからだ。

 

乗り合わせていた日本人乗務員は、同期のAちゃん。

 

「いまセントレア。機内でカンヅメ!」

 

同期でやっているLINEに、メッセージが入った。

 

乗務員の仕事は、つねに変化と隣り合わせだ。

いかなる側面においても、高いリソースフルネス(臨機応変さ)が要求される。

 

日本人乗務員は、一機につき一名か二名しかいないので、自分たちが日本人乗客の安全を守る役割を担っていると、肝に命じている。

 

機長からの情報を的確に把握し、迅速に伝達すること。

非常事態にとまどう乗客の、心と身体のケア。

そして大切なバディー、本国のクルーたちとの連携。

 

すべてのタスクをこなしながら、機内という閉ざされた空間で、はてしない待ち時間と戦う作業は、非常にストレスフルだ。

 

しかし、そんな状況下でも、本国のクルーたちは明るくしたたかだ。

 

いつ再出発するかわからない…

もしかすると、こんやは見知らぬ土地「ナゴヤ」で夜を明かさないといけないかもしれない…

 

一人のクルーが、名古屋について調べてみたらしい。

すると、

 

The most boring city in Japan (日本で一番たいくつな街)

 

と出てきたそうだ。

 

そうこうしているうちに、飛行機は成田空港に向かって再出発。

なんとか無事に、フライトは終了した。

 

Aちゃん、クルーのみんな!本当にお疲れ様でした!

 

ところでわたしは昨日、その便のキャプテンとスチュワードと一緒に働いた。

二人は、その日の話題で持ちきりだった。

 

日本のことが大好きなスチュワードが、

 

「ねえ、ナゴーヤって、本当に面白くないところなの?」

 

と聞いてきた。

 

わたしは、名古屋には行ったことがないので、返答に困った。

 

「味噌カツや小倉トースト、名古屋城に名古屋嬢と、楽しいものがいっぱいありそうな気がする」と言うと、

 

「こんどはぜひ、プライベートで行ってみたいわ」と微笑んでいた。

 

しかし外国の人から日本について尋ねられて、答えられないのは恥ずかしいと思った。

いつかまとまったお休みが取れたら行ってみよう。

 

キャプテンに、

 

「羽田には降りられなかったの?」と訊くと、

 

「だれもハニーダに行けなんて教えてくれなかった。ナリータの近くに、そんな空港があったんだね」

 

だって!

 

管制塔からの、地上に関する情報がほとんど入らず、ただ「ナゴヤへ向かえ」とだけ言われたそうだ。

成田がずいぶんと混乱していた様子がうかがえる。

 

キャプテンはノルウェー人なので、雪にはめっぽう強い。 

だから、「どうしてトーキョーは、あの程度の雪であんな騒ぎになるのだ?」と、たいそう不思議がっていた。

 

羽田に着陸指示がなかったことについて、真相は定かではない。

われわれが知り得ない、複雑な事情が絡んでいるのかもしれない。

ご存知の方がいらしたら、ぜひ教えていただきたい。

 

いずれにせよ、スキー場以外には、これ以上ドカ雪が降らないことを切に祈る。

 

  

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