熊本地震をきっかけに、防災バッグを見直して気づいたこと

熊本地震のニュースに心を痛める日々が続いている。
震源地からは少し離れたところに親戚が住んでいるが、10年前の2度目の本震が夜中に来たので、今回も不安で眠れないと言っている。
今のわたしにできるのは、心を寄せることくらいだけれど。
必要があればいつでも力になりたいと伝えている。
わたしは阪神淡路大震災を大阪で、東日本大震災を東京で被災している。
地震は1回来たらそれで終わり、ではなく、同じ場所に複数回やってくる可能性がある。
だけど普通の日常が続くと、その恐怖がいつの間にか薄らいでいってしまう。
日本は地震大国、震度3くらいではあまり驚かなくなってしまった自分に驚く。

でもこのたび、身内の被災を受け、玄関に置いてある非常持ち出し袋を見直すことにした。
いらないものはほとんどなく、ちゃんと正しいものが入っていた。
だが、いくつか事情が変わっていた。
家族3人分の防災グッズ。
わが家はこの春、息子がひとり暮らしを始めたので、夫婦ふたり分に減らした。
そして愛犬シエルの避難アイテム。
カリカリの餌と、ペットシーツ、体を拭くシャンプータオル。
熊本で不安な時間を過ごしている方々のことを思うと、わたしの涙など取るに足らないものかもしれない。
それでも、シエルがいなくなった現実を改めて突きつけられ、涙がこぼれた。
防災用品を見直すことは、今の家族の形を見つめ直すことでもあった。

被災地の方々のペットのことを思うと胸が苦しくなる。
人もペットも、どうか少しでも早く元の生活に戻られることを心からお祈りしています。