時間講師2年目 新たなる旅立ち
東京都時間講師になって2年目。
50歳を過ぎて、初めて公教育の世界に飛び込み。
西も東も分からないまま、夢中で駆け抜けた令和6年。
わたしは、「ザ・民間企業」の典型とも言える航空会社で、およそ教育業界から程遠い仕事をしていた。
しかも、自由度が極めて高い外資系エアライン。
また、パソコンを使ったり、デスクワークはほとんどしたことがない。
そんなわたしに、はたして日本の公務員的な生き方ができるのか?
最初はあれこれ考えたり心配したりしたが、慣れってすごい。
こんなわたしでも、なんとかその絵の中に溶け込んでいるように見えるのだから(多分)
そして令和7年、新しい学校に勤めることになった。
去年教えていたG中学が大好きだったから、続投を希望していたけれど。
今年から常勤の先生が来られるということで、非常勤講師のわたしはお役御免となった。
しかしG中学の副校長先生のご推薦で、同じ区内のH中学で働けることになった。
歴史あるG中学とは正反対で、昨年できたばかりのH中学。
すべてが新しく清潔で、校風も風通しがよく自由な感じ。
「2年目」ということで、勝手に親近感を覚えている。
昨年度は、4月に辞めた先生の代わりとして6月から採用されたので、新年度の立ち上げから関わっていない。
なので本当に究極の『授業屋』で、職員室にいてもどこかお客さんみたいな気持ちでいた。
だけどH中学では「入学式から参加してください」と言われ、受付や設営から携わることができた。
G中学で継続できないとわかったとき、わたしは泣いた。
「もうあんな良い子たちとは巡り会えないかもしれない」
さめざめと泣く母を見て、息子が言った。
「お母さん、きっと次の学校でもまた同じこと言ってるよ」
そして春がやってきた。
わたしは新しい先生方と一緒に、新しい机に座っている。
非常勤とはいえ、スタメンって嬉しいものだな。
英語の授業が始まるのは来週から。
新しい子供たちとの出会いが、とても楽しみだ。
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