ゴールデンウイーク?いいえ、わたしはスタンバイウィークです

本日から始まりました、恐怖の「スタンバイウィーク」
それは、午前6時から11時までの自宅待機。
その日のクルーが、ケガや病気になったとき。
急遽、羽田まで出動して、代わりに乗務するのがスタンバイ。
スタンバイウィークは、飛行機が無事に出るまで祈りながら過ごす日々である。
今回、わたしは、4月30日から5月5日まで家にいないといけない。
しかも、いつ呼ばれてもいいように、旅立つ準備を万全にして。
結果的に、今日、呼び出されることはなかった。
だから午後はフリー。
この安堵と解放感を、どうやって伝えよう。
もちろんフライトは好きだ。
いつ出ることになっても、全力を尽くすだろう。
でもこの、ずっとベンチで出番を待っている感じ。
久しぶりに味わうソワソワ感に、コロナ前のことを思い出した。
そう、スタンバイを含めたすべての業務が、わたしたちCAの仕事だ。
物事の捉え方しだいで、人生は変わる
ふつうに一日休みだと、なんにも感じないのに。
スタンバイが明けて手にした時間は、なぜだか貴重なものに思える。
拡大解釈かもしれないが、
明日地球が終わるとか、命が終わるとか、そんなことになったら。
わたしは今日という日を、とても愛しく感じるだろう。
そして一分一秒を、大切にするだろう。
人生の豊かさは、持っているものの量ではなく、
それをどれだけ大切だと感じられるかなのかもしれない。
スタンバイウィークは、なんども命拾いするような感覚になれる、
心のトレーニングでもあると思っている。
少し話が大きくなりすぎた感があるけど、
自分ごとに置き換えなければ、なかなかありがたみは感じにくい。
人は、「失うかもしれない」と思った瞬間に、
初めて持っているものの価値を見出すことがある。
時間や環境、自由など、自らに与えられたリソースに感謝できる機会、
それがわたしにとってのスタンバイウィーク。。
スタンバイウィークに思うこと
…とはいえ。
この修行?あと5日も続くのである。
命がいくつあっても足りないな、わたし。
世間は、年に一度の長期休み。
連続でお休みを取ることは難しくても、
春からがんばってきた人たちにとっては、貴重なリフレッシュ期間。
「ゴールデンウイークが早く終わってほしい!」
って思ってるわたしは、数少ない人種かも?
いやいや、そんなことはない。
今この瞬間にも、人のために動いている人がたくさんいる。
そんな人たちに支えられて、世の中は回ってるんだ。
だからわたしも、弱音を吐いてはいけない。
明日もまた、朝6時からスタンバイ。
どうか誰も体調を崩しませんように。
そしてわたしが、
鬼の形相でタクシーに滑り込む展開になりませんませんように。
これをご覧の皆さま。
どうぞわたしの安らかな午後のために、
ほんの少しだけ、祈っていてください。
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