『愛の不時着』ロスから抜け出せない【韓国ドラマの沼の前で】
『愛の不時着』を見終わった。
あまりにも良かった。
この先の人生で、好きなドラマを聞かれたら、かならずこの作品の名を挙げるだろう。
最終回を見てしばらく経つというのに、わたしの心はまだ北朝鮮と韓国の間を行き来している。
これを『不時着ロス』というらしい。
ロスを埋めるために、別の韓国ドラマを見ようと思う。
きのうは本屋さんで韓流ドラマの辞書みたいな本を買ってしまうところだった。
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こうやって人は韓流にハマっていくのだな。
沼の入り口にたたずみ、そんなことを考える。
沼の深さはどれほどだろうか。
温度は?苦しくはないのか?
宝塚沼にハマっていろいろあっただけに、ちょっぴり慎重な自分がいる。
ドラマや映画のキャストについて思うこと
ストーリー自体は視聴完了してしまったので、どうにかこの気持ちを満たせるものが欲しい。
気づくと、YouTubeの検索窓に『愛の不時着』と入力している自分がいた。
(ここでショパンの『ノクターン』脳内再生♪)
そこには、ドラマ撮影時のNG映像や、主演コンビのソン・イェジンとヒョンビンによる記者会見など、オタクを喜ばせるコンテンツが並んでいた。
だけど、敵同士だったリ・ジョンヒョクとチョ・チョルガンが仲良くしている動画などを見ると、うれしい反面、複雑な気持ちになった。
先だっての『キングダム』に関しても同じだ。
シュッとした美しい大沢たかおさんを見るにつけ、猛者・王騎とのギャップに驚かされる。
作品に感情移入しすぎると、現実を見たときに違和感と戦う羽目になる。
とくに極悪キャラの『中の人』が、本当はめちゃくちゃ良い人だったりすると、頭の中でバグが起きる。
これがエンタメの醍醐味の一つなのだけど。
みなさんはどうですか?
作品は作品として切り離して考えられる派?
それとも、演じている生身の俳優さんと重ね合わせる派?
『愛の不時着』ロスを埋める方法
おもしろいのが、『愛の不時着』ロス患者に処方箋を与えてくれるブログサイトがあることだ。
次はなにを見ればいいよとか、ヒョンビンさんが出ているおすすめ作品はこれだよとか。
沼落ちしかけている者に、今後の身の振り方をていねいに教えてくれる人がわんさかいる。
それだけ需要がある…同じ思いをしている人がたくさんいるってことなんだなあ。
参考にさせていただきます!
『愛の不時着』を見て芽生えた感情
この作品を見て、スイスに行きたくなった。
わたしがまだ訪ねたことのない国。
ユン・セリとジョンヒョクが出会い、愛を育んだ場所。
そして、韓国語を学びたくなった。
かつて修得しようと試みて、挫折した外国語の一つ。
情感豊かなあの言葉を、自分でも喋ってみたい。
映画やドラマを通して、新しい自分の感情に出会えるのは何よりの喜びだ。
まだ見ぬ世界を求めて飛び続ける心。
次はどこに不時着するだろうか。
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