ミセスCAのオン&オフ日誌

ヨーロッパ系航空会社CAのブログ。フライト・宝塚歌劇・愛犬・ワイン・ジュエリーなどについて書いています。

【コロナ禍】ネットリテラシーについて考えること

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マスコミの取材を受けた人たちが、事実と異なった報道をされるケースが相次いでいる。

 

とくに、このコロナ禍。

不穏な世情を反映してか、SNSでも、情報操作やデマの拡散などが顕在化している。

 

自粛の影響で、インターネットを利用する機会が増えたため、これまで以上にネットリテラシーが問われる世の中になってきた。

 

情報を発信する側は、受けとる側の人々に、こう受けとめてほしいという意図をもっている。

 

だから、発信者の主張、主観が強調されて伝わってくる。

 

だが、それが間違っていることだってあるかもしれない。

 

それを踏まえていてもなお、振り回されてしまうのだから、ものごとを見極める目を磨くしかないのが現状だ。

 

情報の改竄?といえば、思い出される出来事がある。

 

あれはまだ、CAになりたてのころ。

会社のPR業務のため、20代の女性に人気のファッション誌に出るよう依頼されたときのことだ。

 

広報部を通した仕事だったので、制服フルセット着用、古き良き?お団子ヘアーでの撮影だった。

 

企画の名は、【スチュワーデスの前髪特集】

(このころ客室乗務員は、CAではなくスチュワーデスと呼ばれていた)

 

「なんで前髪…?」

というツッコミをいただくまえに、説明しておこう。

 

昭和から、平成初期にかけて。

若い女性向けのファッション雑誌には、スチュワーデスに関する記事が、毎月のように掲載されていた。

 

バッグの中身から、愛用の時計やコスメ、休日の過ごし方などなど。

お肌や髪のお手入れ方法も、パーツごとに企画が組まれるほどだ。

 

女子の憧れの職業ランキングから、徐々に外れつつあったものの、まだまだクローズアップされていた時代だった。

 

取材当日。

編集部の方から、持っているヘアケア製品すべてを持参するよう言われた。

 

たかだか1ページ程度だとはいえ、社名を背負った仕事だ。

名前も、年齢も出てしまう。

いい加減なことはできない。

わたしは、ふだん使っているものから秘密兵器まで、一式そろえて臨んだ。

 

バストアップに全身写真。

そして大量のヘアケア製品たちが、カメラの中に収められた。

 

後日。

できあがったページを見て、わたしは驚いた。

 

 写真に添えられたキャプションには、

【フライトにはかならず、これを全部スーツケースに入れて持って行きます!】

(注:ニュアンス)

 

わたし 「 だ れ が や ね ん  」

 

「使っている」とは言ったが、「ぜんぶ海外に持っていく」とは言っていない。

だいいち荷物になるし、髪の毛だけに、そこまでこだわってはいられない。 

 

これを見た人たちのなかには、「たった数日間のフライトに、こんなにたくさん…?」と驚かれた方が、少なからずいたはずだ。

 

『スチュワーデスはみな、美にこだわりがある』という構成にしたかったのか、あるいは、読者のヘアケア製品購買意欲をかきたてる材料とされたのか。

 

真相はわからない。

 

この程度ならば笑い話で済むが、そうでないことも多い。

 

SNSの普及で、だれもが影響力をもつ時代。

 

マスコミばかりでなく、一個人としても、誤解を招くような表現等にはじゅうぶん注意しなければならない。

  

 

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