ネットスラング使ってみた
ツイッターをはじめ、ネット上で使用される言葉にとても興味があるわたし。
いわゆるネットスラングと呼ばれるものだが、その最たるものが「イッヌ」だった。
「イヌ」と言えばいいものを、どうしてわざわざ小さい「ッ」を入れて発音するのか。
気になって少し調べてみると、はっきりとした定義はなく、なんとなくインパクトがあるので使われているとのことだった。
「イッヌ」
たしかに、すごくインパクトがある。
国語の文法的にいうと、このような変化を促音便化という(ちょっと違うけど)
促音便というのは、「ッ」を入れることによって、発音しやすくする便宜をはかるものである。
しかし「イッヌ」の場合、余計に言いにくくなっている感が否めない。
あえて促音便化?することで、得られるものはなにか。
わたしは、この言葉が実際に息づいている場所、ツイッターで発言してみた。
「どうしてTwitterの世界では、犬のことイッヌと言うのだろう?」
(どんな呟きや)
するとイッヌのほかにも、猫のことを「ネッコ」あるいは「ぬこ」、お布団のことを「オフトゥン」と呼ぶケースがあることが判明した。
この手の名詞における促音便化(そもそも名詞は促音便化しないのだが)について、独自の検証を行った結果。
どうやら、かわいいもの、愛しいもの、お気に入りのものなどについて付加されるニュアンスのようだ。
正しい使い方ができるかどうか、わたしは実践に移してみた。
うちのイッヌと息子
すると、いただいたコメントのなかで「イッヌとムスッコさんがカワイイ」と、息子までもが促音便化する現象が起きてしまった(笑)
この日はお天気が良く、近所の土手に寝っ転がっていたという息子。
背中に、びっしりと草をつけて帰ってきた。
それを見たわたしは、
(それこそ「草」やな。)
と、ひとりごちてみた。
イッヌは使えるようになったけど、草は難易度が高い。
ちなみにうちのオットは、草が何を意味するのか知らなかったそうだ。
基本的に若者の間で使用されていて、ビジネスの世界で目にするものではないからだ。
ご存じない方に、ここで念のため説明しておこう。
文中で笑っている雰囲気をかもし出したいときに用いられる「笑」というのが、「w」というアルファベットの頭文字へと変化し、後にそれが草の形に似ているため、「草」という表現に落ち着いたようである。
手紙の結びに書かれる「草々」という言葉を、笑っているのだと勘違いしている若者が一定数いるという。
そのエピソード自体が「草」だと思う。
(こんなふうに使うはず。たぶん。)
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