傷ついた分だけ、人は強くなれる【ピラティスで肋骨骨折して学んだこと】
ピラティスのレッスン中にストレッチポール(フォームローラー)で肋骨を折ってから、ちょうど1ヶ月半。
おそるおそる、スタジオでのレッスンを再開した。
「骨が完全にくっつくまでは三ヶ月ほどかかるけど、そろそろ様子をみながら始めていいよ」と、主治医から許可がおりたからだ。
「くれぐれも無理をしないようにね」と、同時にクギもさされた。
ひさしぶりのグループエクササイズは、身体だけでなく、心もほぐれていくように思えた。
怪我がトラウマになって、ピラティスが嫌いになったんじゃないかって?
ううん、その真逆。
わたしはやっぱりピラティスが好きだと、再認識することができた。
肋骨骨折の治療過程
先日、三度目の整形外科を受診したときのこと。
レントゲン写真を見せてもらうと、そこには今までと違う画像が。
ピキッとひび割れた、シャープな切れこみ部分のまわりが、ぐるりと補強されている😱
なんと言おうか、そこだけが左右に「モリッ」と盛り上がっているのである(伝われ)
レントゲン画像は平面図。
これを立体に置きかえると、骨(棒状のもの)に小さな浮き輪がぴったりと巻きついた感じなのだろう。
たとえるなら、京都タワーの展望台部分⁉️
【参考資料】京都タワー
(まさにこんな感じの形だった😆)
まるで壊れた箇所を養生するかのように、しっかりと包囲網をめぐらせている。
わたしの目には見えないところで、大規模な修繕工事(回復作業)が行われているのだ。
人体の神秘に畏敬の念を抱くとともに。
『ホネ、ありがとう』という温かな気持ちでいっぱいになった。
この「モリッ」と守られた部分は、一年くらいかけて徐々に消えていくんだそう。
肋骨骨折の治し方
完治まで、家でずっと安静にしていなければならないかと思いきや。
意外とそうではない。
コルセット(サポーター)で患部を固定すれば、わりとふつうに生活できる。
現にわたしは、客室乗務員の仕事で海外にも行った。
転んでもただでは起きない精神
ケガをして傷ついても、時がたてば治る。
心に負った耐えがたい痛みも、いつかは癒されるときがくる。
あとかたもなく、消えてなくなる日が来ても。
その経験を忘れずにいることだ。
同じ過ちを、二度とくりかえさないために。
人は傷ついてなお、強くなる生き物なのである。
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