ミセスCAのオン&オフ日誌

外資系エアラインCA・Vikiのブログ。コロナ禍スタンバイ中。

ピラティスで肋骨を骨折

お題「これって私だけ?」

 

ピラティスで肋骨を骨折

 

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ストレッチポール/フォームローラーとピラティスボール

 

「ピラティスで骨が折れた⁉️」

 

ピラティスをやったことがあるかたには、きっと驚かれることだろう。

激しい運動でもなく、無理な動きがあるわけでもないエクササイズ。 

ケガをしにくい体づくりを目指すものなのに、どうして?

 

性格が大きく作用する?ピラティス

 

ピラティスのレッスンとは。

インストラクターから発せられる言葉を、自分なりに解釈して、できあがったイメージを動きへとつなげるものだ。 

だから同じ指示を受けても、個人によって受けとりかたが異なってしかるべきだろう。 

個人的には、想像力豊かなひとのほうが、より高い成果を得られると思っている。

 

「風船のように、おなかをいっぱいに膨らませて」

「パラシュートがストーンと落ちていくように」

「自分が一枚の細い板になったようなイメージで」

 

などは、よく用いられる表現である。

基本的に、鍛えたいパーツが「モノ」に例えられることが多い。

 

「大きなゼリーのなかにいると仮定してください」

「ひじを曲げて、そのゼリーをゆっくり押しつぶすようにして顔のまえへ」

 

などという、高度なイマジネーションを求められる先生もいる。

 

風船、パラシュート、板、ゼリー…

頭のなかでイメージを思い描き、架空のアイテムを使って体を動かす。

 

実際のシチュエーションを連想することによって、狙った部位に働きかける効果がアップするという。

ただなんとなくやるのではなく、意識してひとつひとつの動作を行うのが大切なのだそうだ。 

 

わたしは、これが大得意! 

想像力のたくましいわたしは、インストラクターのことばがけのたび、いろんなものに姿を変えている(バーバパパみたいに)

だが今回、その妄想癖が命とりとなってしまった。

 

負荷をかけすぎたのが骨折の原因

 

それは、ストレッチポール(またはフォームローラー)と呼ばれる、細長い円柱形をした硬いクッションを使ったレッスンだった。 

いつものように、きげんよく体の各所をコロコロとほぐしていたわたし。

 

「横になって、肋骨のあたりにポールをセットしてください」

 

そこまでは大丈夫だった。

問題はそのあとだ。

 

「呼吸がいっぱい入るように、肋骨と肋骨の間をしっかり広げましょう」

「肋骨一本一本の間にある筋肉をほぐして、しなやかな動きができるように」

 

わたしははりきって、ゴリゴリと肋骨をストレッチポールに押し当て、前後に動いた。

 

『ひろがれひろがれ〜肋骨と肋骨の間〜』

 

意識を、ひたすら脇腹に集中していると。

 

ピキッ

 

ピキッつ?

 

もしかして。

 

もしかして、いま、やってもうた?

 

いや、激痛ってわけじゃないし、ただの筋肉痛かもしれない。

わたしは片方に違和感を感じながら、反対側のストレッチをつづけた。

 

レッスン終了後、インストラクターに症状を話してみると、ストレッチポールで骨折するひともいるとのこと。 

だが、痛くてたまらないというほどではなかったので、一週間様子をみることにした。

 

整形外科を受診

 

それでも痛みはとれず。

むしろだんだんひどくなってきたため、病院へ行った。

 

なぜこんなに放っておいたかというと、むかし咳のしすぎで、同じ場所を折ったことがあるからだ。

そのときに比べると、どうってことのない痛みだったし、肋骨骨折にはつける薬がない。

治療法は、固定して時間が経つのを待つだけ。

 

しかし問題はフライトだ。

もしドクターストップがかかったら、スタンバイを呼ばなければならない。

ギリギリになって呼ぶようなことになれば、相手に迷惑がかかる。 

わたしは重い気持ちのまま、整形外科の門をたたいた。

 

「ストレッチポールぅ❓ストレッチポールでやっちゃった❓」

 

整形外科の医師というのは、おしなべて豪快かつ楽観的(に見える)だ。

先生たちからすると、あばら骨の一本や二本やったところで、足や腰のように大事なホネに比べれば、負傷のうちには入らないのだろう。 

こちらが悲壮感漂っていても、なんてことはない感じで返されてしまう。 

 

でも、かえってそれが救いになることが多い。

「そうだね、痛いよね、ツライよね…」

なんて優しく寄り添われても、より己の憐れが際立つだろうから。

 

だって、ストレッチポールですよ? 

交通事故とかなら話は別だけど。

楽しいことをしていてケガをしたのだから、笑い飛ばされたほうがマシだというもの。

 

それでも、診察室に掲げられたレントゲン写真に、一本のシャープな筋を認めたときはショックだった。

 

あの程度で?

あの程度のことで骨折しちゃうの?

 

圧迫骨折?

己の体重で圧迫骨折?

 

わたしは自分を責めた。 

ピラティスをはじめて8年になるが、ケガをしたのはこれが初めてだ。

 

しかし、悔やんだってホネはくっつかない。

それこそ、事故だと思ってやり過ごそうと思う。

 

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