男もすなる?おすすめ少女漫画【天は赤い河のほとり】
けさ、友人のK美ちゃんから、興奮しきったラインが届いた。
「汗」の絵文字を多用しているところに、最上級のトキメキと戸惑いがうかがえる。
彼女は先日、お友達からある本を借りた。
名作中の名作、そしてけっこうな長編なので、読みはじめるのに勇気と思いきりとが必要とされる作品だ。
まとまった時間ができたのか、はたまた心を決めたのか。
腰を据えて読みはじめたという。
その作品の名は、「天は赤い河のほとり」
古代ヒッタイト帝国を舞台とした、時空を超えるラブストーリー。
わたしが、心から敬愛する少女漫画である。
さきに宝塚を観てハマったあと、原作に手を出す。
わたしと、まったく同じ道すじをたどっている。
わたしの場合、劇場で生の舞台を観ているので自然な流れだが、ブルーレイだけでもあの世界観に引き込まれるのに十分な魅力を放っているということか。
おもしろいのが、ご主人までもがトリコになってしまったことだ。
なにげなく手にとったが最後、赤い河にズルズルと引きずりこまれてしまう。
女性は恋愛面をクローズアップしがちだが、立派な歴史物語でもある同作品。
男性が惹きつけられる理由にも、大きく頷ける。
篠原千絵先生の世界
わたしはかねてより、カイル王子はもちろん、ラムセス将軍の男っぷりの良さについても提唱している←何者(ただのファン)
ラムセスが素敵すぎて、二次小説まがいの記事まで書いてしまったほどだ。
作者である篠原千絵先生の世界観は、ほんとうに美しくて素晴らしい。
いまわたしは、現在連載中の「夢の雫、黄金の鳥籠」を読んでいる。
王子様、お姫様、臣下、帝国、野望、陰謀…
そしてもちろん、愛。
こちらも、宝塚にぴったりの壮大なお話。
願わくばこの作品も、ぜひいつか宙組で上演していただけるのを、心からお祈りしている。
人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックを頂けると励みになります。