宙組全国ツアー公演【追憶のバルセロナ/NICE GUY】熊本遠征レポート 1日目
令和元年 9月7日。
宙組全国ツアー公演「追憶のバルセロナ/NICEGUY」観劇のため熊本へ。
二日連続で観られるよう、従姉妹がチケットを取ってくれた。
東京羽田発 熊本行き ANA641便【宙組フライト?】
自宅がある東京から大阪の実家に帰るとき以外は、めったに国内線を利用しないわたし。
乗務とは関係のない、ひさしぶりの完全プライベートなフライトに心が弾んだ。
羽田・伊丹間を飛んでいる機材よりも、ずうっと小さい。
だから、あっという間に空席がなくなるのだとわかった。
狭い機内。
狭い通路。
向こう側に座っているご婦人方の会話が、否が応でも耳に入ってくる。
「わたしは今回、九州ぜんぶ制覇する予定です」
「大阪はどうされました?」
「わたしは日帰りでした」
…九州公演フルコンボ❗️
…大阪からトンボ帰り❗️
いきなり現れた宙ファン猛者たちの会話に、武者震いがした。
ひとつ隔てた座席に座っておられたので、いま知り合いになったようだ。
おそらく、それぞれが単独行動だと思われる。
同じにおいを人はかぎ分けるのだろう。
すぐに意気投合するのも、宝塚ファンのいいところだ。
その後ろの列の3人組も、どうやら「それっぽい」出で立ちをされている。
おれはのちにツイッターで、同じ便に宙担が集結していたのを知った(レマン湖のルキーニ風に)
あの宙(空)を飛んでいた女性客の大部分は、おそらく「真風の女」か「芹香の女」
(もちろん、その他の男の女もいたであろう⇦ややこしいね😆)
海を越え山を越え、花も嵐も乗り越えて(月も雪も星もね)
飛行機は一路、全国ツアーが行われる熊本を目指す✈️
隠れ?マカゼスト
およそ2時間のフライトの後、熊本空港に無事到着。
熊本在住の従姉妹たちから、温かく迎えられる。
会ってそうそう、プレゼントされたのがこちら。
まだ場も暖まっていないのに!(笑)
「オーシャンズ11」の主人公ダニー・オーシャンが全面にプリントされたスマホケース。
度肝を抜くあざやかな色彩と、真風さんの射抜くようなセクシーな眼差し。
宙組のお家芸❓とも言われている、スーツの開襟具合が存分に活かされた構図となっている。
「東京で使うと恥ずかしかばってん、ここなら大丈夫たい」
「ありがとう♡そうする」
そうは言ったものの、いざ人前で使うとなると、やはり気がひける。
だって、超絶目立つんだもの😂
どんだけ好きなの、って思われてしまう。
わたしは隠れキリシタンのように。
なるべく真風さん(の踏み絵)が、人目に触れないよう気をつけて過ごした。
熊本市民会館 【シアーズホーム夢ホール】
ここ熊本は、人気宙組トップスター・真風涼帆さんの出身地。
はじめての凱旋公演ということもあり、開幕前から地元は大いに盛り上りを見せていた。
ホームである熊本のお客さんたちを目の前にして。
ゆりかちゃん(真風さんの愛称)は、どんな風にふるまわれるのか。
その一挙手一投足に、注目が集まった。
今日は、2階席の後ろから2列目(ブービー席❓)
客席降りは1階だけなので、蚊帳のアウト感が満載。
ときおり湧き上がる激しい大歓声にも、2階の末席からは何が起きているのか分からない。
その時ばかりはもう、蚊帳のアウト感を通り越して、公開処刑を受けている気分に🤣
ショー「ナイスガイ」のときに聞こえた人々の声は、大歓声というより、もはや金属音に近かった。
究極に歓喜した人々の声が集まると、あんな音になるのだなぁ。
「ギャー」とも、「キャー」とも違う。
どちらかというと、「ンゴゴゴゴゴ」みたいな。
まるで地響きがするような音。
生まれてはじめて聞く、世にも珍しい音だった。
きっとそれほどすごいことが、階下で起きているのだろう。
2日目のソワレ(千秋楽)は1階席で観られる予定だから、そのときに確かめよう。
でもね。
いくら舞台から遠くても。
たとえ階下が見えなくても。
ゆりかちゃんが生まれ育った街で、同じ空間を共有できたこと。
それだけで幸せだった。
ファンというのは、そんなものだと思う。
「宝塚大劇場にも、来てはいよ〜!!」
終演後のごあいさつでの、真風さんのかわいい熊本弁に、従姉妹たちも大興奮。
翌日への期待が高まる、最高の初日の幕開けだった。
【全国ツアー2日目につづく】
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