おいしいマジパンは存在する(本気と書いてマジ)/マジパンは美味しくないと思っている人へ
ヨーロッパフライトから、日本へ帰ってきた。
帰国便に乗務するまえに、なつかしい人と再会した。
マジパンのケーキ【プリンセスケーキ】が引き寄せた再会
ステイ先のホテルから空港までは、クルーバスが運行している。
車内では、さまざまなデスティネーションへ旅立つクルーたちと同乗する。
インターヨーロッパを飛ぶ人。
アメリカや中国に向かう人。
同じ便に乗務しなくても、同じ会社の人間同士。
かならず、握手をしてあいさつをする。
「ハーイ!」
「ハロー!」
同乗者のうちの一人が、アレクサンダーと名乗った。
空港につくまでのあいだ、わたしは彼と隣で、たわいもないおしゃべりをしていた。
おだやかで人なつこい話しかた。
すらりと背が高くて、甘く端正なマスク。
透き通るような肌に、屈託のない笑顔。
(この人、どこかで会ったことがある…)
「あっ!」
わたしは、思わず声を上げた。
「あなた、もしかして機内食のケーキを『4個食い』したアレクサンダー?」
それを聞いていた他のクルーが、「ブッ」と吹きだした。
彼は恥ずかしそうに、でも嬉しそうに「そうだよ!僕だよ!また会えて嬉しいよ」と、はずんだ声で言った。
うしろの座席に座っていたパイロットが、「覚え方!(笑)」とつっこんできた。
だって、ものすごいインパクトだったんだもの。
ひとつでお腹いっぱいになるようなケーキを、ひとりで4つも平らげたのだから。
いまでも「最低」2個は食べているらしい。
あれだけ食べてなぜ太らないのか永遠の謎だが、プリンセスケーキはおいしいものね。
📕 アレクサンダーとのフライトは、こちらの記事をどうぞ。
満を持して?出会えた、緑色のプリンセスケーキ
わたしも久しぶりに食べたいなぁ。
そう思っていたら。
その日に搭載されていたデザートが、プリンセスケーキだった!
偶然って、重なるのね。
こういうのも引き寄せっていうのかな?
しかも、はじめて見るグリーン💚
プリンセスケーキをウォッチしつづけて、はや1年と数ヶ月。
やっとめぐり逢えた基本のカラー、黄緑。
プリンセスケーキはもともと、黄緑色だけだったらしい。
それが赤や青など、いろんな色で作られるようになって、いまではすっかりスウェーデンの国民的スイーツだ。
このケーキのお値段は、ホールサイズで1500円くらいです(スーパー価格)
マジパンは美味しくないと思っている人へ
外はマジパン、中はフレッシュなクリームとスポンジ。
味のアクセントには、甘酸っぱーいラズベリーのジャム。
マジパンは、ヨーロッパではとてもポピュラーなお菓子である。
ケーキやチョコレートなどに使用されている確率が非常に高い。
だが、日本人にはマジパンが苦手な人が多い。
わたしも例にもれず、デザートにはマジパンが入っていないものを選ぶようにしてきた。
だって、食べなれないんだもん。
だけど、このケーキだけは別。
あえて選ぶくらい、好きになってしまった❤️
空飛ぶマジパン
アレクサンダーの乗務する便にも、同じ色のケーキが載っていたのだろうか。
そして、今日は何個食べたのだろう。
彼も無事フライトを終え、世界のどこかで、楽しい時間を過ごしていることを祈る。
📕 プリンセスケーキについて、もっと詳しくはこちらをどうぞ。
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