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外資系CA /英会話講師 Vikiのブログ

飛行機から見えるオーロラ【いつ、どこで見れる?】

飛行機から見えるオーロラ【いつ、どこで見れる?】

 

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オーロラ。

英語で、northern lights。

読み方は「ノーザンライツ」

壮大な自然が織りなす、色と光のページェント。

オーロラツアーと銘打った団体旅行は、毎年人気がある。

天気、場所、強度といった厳しい条件に左右されるので、一度も見れずに帰国する人もいる。

オーロラが出没する確率は、神のみぞ知る。

それでも人はオーロラを見たいと、北の国々を目指す。

 

オーロラは、飛行機のどこで見れる?

 

わが社の飛行機には、ギャレー(お台所)が3つある。

ひとつは、コックピット(操縦室)のすぐうしろ。

もうひとつは、機体の中央。

そして機体の最後尾に、比較的大きいのがひとつ。

先日、コックピットに隣接しているギャレーで働いていたわたし。

パイロットが出てきて、、チョイチョイと手招きをする。

ナニナニ?と思って近づく。

「オーロラが見えるから、手が空いたらコックピットにおいで」

オーロラを最初に発見する場所は、いつもコックピットだ。

キャビン(客室)では、進行方向左手の窓から見ることができる。

 

オーロラは、いつ見れる?

 

オーロラが見える時期は、冬から春にかけて。

ヨーロッパから日本へ向かう夜便では、機体の左手にオーロラが現れることがある。

これは長年空で働いているからといって、そうなんども見られるものではない。

サービスが一段落してから、いそいそとコックピットに入る(間口は狭い)

コックピットの窓は、180度のパノラマ。

いきなり視界が開ける。

左手前方に、あざやかなネオングリーンが見えている。

うねうねとうごめく、静かで厳かな光のパレード。

大自然の神秘に、目も心も奪われる。

光なのに生命力を感じる、それがオーロラ。

サービス精神旺盛なキャプテンが、フライトレーダーを指さしながら、今どのあたりを飛んでいるのか説明してくれる。

 

33,000フィート上空で出会う美しいオーロラ

 

気まぐれなオーロラが、その姿を見せてくれる瞬間。

コックピットクルーだけで独占するのではなく、キャビンクルーを呼んで感動を共有させてくれる。

オーロラが見れるのは、ほんの一瞬。

いまを逃すと、次はいつ出会えるかわからない。

仕事を、そして人生の一瞬一瞬を、心から楽しむ同僚たち。

オーロラに出会えた日には、クルー同士の絆をより強く感じる。

 

www.ciel114.com

 

  

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