飛行機から見えるオーロラ
33,000フィート上空で出会う美しいオーロラ
わが社の飛行機には、ギャレー(お台所)が3つある。
ひとつは、操縦室のすぐうしろ。
もうひとつは、機体の中央。
そして機体の最後尾に、比較的大きいのがひとつ。
先日、操縦室に隣接しているギャレーで働いていたわたし。
パイロットが、チョイチョイと手招きをする。
ナニナニ?と思って近づくと、
「オーロラが見えるから、手が空いたらコックピットにおいで」
飛行機の窓からオーロラが見える
冬から春にかけて。
ヨーロッパから日本へと向かう便では、機体の左手にオーロラが出没することがある。
これは長年空で働いているからといって、そうなんども見られるものではない。
ワクワクしながら操縦室に入る。
夜空に浮かぶ、あざやかなネオングリーン。
うねうねとうごめく、静かな光のパレード。
大自然の神秘に、目も心も奪われる。
光なのに生命力を感じる、それがオーロラ。
サービス精神旺盛なキャプテンが、レーダーを指さしながら、いまどのあたりを飛んでいるのか説明してくれる。
もうお客さまがお休みになっている時間だったので、今日のパーサーはアナウンスをしなかった(よかった…)
▶︎オーロラアナウンスをしてしまったばっかりに、えらいことになったフライトはこちら
気まぐれなオーロラが、その姿を見せてくれる瞬間。
コックピットクルーだけで独占するのではなく、キャビンクルーを呼んで感動を共有させてくれる。
オーロラに出会えた日には、クルー同士の絆をより強く感じる。
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