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【水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦】ってどうなの

【水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦】ってどうなの

 

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血液型をめぐる文化の違い

 

先日のフライトでのこと。

 

同僚のスチュワード・エミールが、ミネラルウォーターのペットボトルを整理していた。

 

無作為に搭載されていたそれらを、

 

南アルプスの天然水

サンベネデット

南アルプスの天然水

サンベネデット

南アルプスの天然水

サンベネデット

南アルプスの天然水

サンベネデット 

 

の順に、一から並べ直している彼に向かって、わたしはこう言った。

 

「あなた、もしかしてA型?」

 

エミールはしゃがんだまま、顔だけをこちらに向けて言った。

 

「え?なんのこと?」

 

「血液型だよ」

 

「うーん、なんだっけかなー」

 

(自分の血液型って、思い出さなきゃいけないこと?)

 

しばらく考えた末に、彼はまたせっせと整理整頓しながら言った。

 

「たぶん、ゼロ型」

 

(…ゼロ型?なにそれ。O型じゃなくて?文字のかたちは似てるけど)

 

混乱するわたしのまえに、マルガレータがやってきた。

 

「なになに?なんの話?」

 

興味深そうに話の輪に加わってきた彼女に、血液型をたずねてみた。

 

するとこちらも少し考えたあと、ピンときたような顔をした。

 

そして、とてももったいぶったようすでこう言った。

 

「あたしはね、Rhマイナスよ。数百人にひとりの珍しい血らしいわよ」

 

(うん…それはわかるけど、わたしが聞きたいのはABO式血液型であって)

 

こんどはパーサーがやってきた。

 

「血液型?なにそれ。知らない」

 

(…😅)

 

自分の血液型を「知らない」人は、日本にもいるかもしれない。

 

だが話を聞いていると、どうやら血液型そのものに対する「概念がない」ようだ。

 

病気になったり、事故にあったらどうするのと聞いたら、それはそのときになってから調べるとのこと。

 

(…驚いた)

 

日本では、初対面や会話をつなぐとき、あるいは相手のことをもっと知りたくなったときなどに、血液型の話をする傾向にある。

 

人と人とを結ぶ、「コミュニケーションのためのトピック」と言っても過言ではないだろう。

 

「血液型と性格には密接な関わりがあり、他人との相性にも作用している可能性がある」

というのは、性別や年代を問わず共通の認識であると思われる。

 

多くの人々が、その不思議な関連性に興味を持っている。

それが証拠に、たいていの書店には血液型占いの本が置いてある。

 

そう告げると、逆に驚かれた。

と同時に、日本人の特性について指摘された。

 

「日本人は、型にはめるのが好きだよね。(in the boxという表現を使っていた)ぼくたちはもっと自由だ。それぞれが独自のタイプだと思っている」

 

タイプAでも、タイプBでもなく。

彼は自らを、「独自のタイプ」だと言いきった。

 

目からウロコだった。

 

協調性や集団美に重きをおく、われわれ日本人からすると、自分が少数派であることに多少なりの不安を感じるものだ。

 

むかしに比べて、ずいぶんその傾向はうすれてきたとはいえ、まだまだマイナリティに対する風当たりは強い。

 

日本は島国で、多民族国家ではない。

ゆえに他者との違いを受け入れるためには、なんらかの法則性をもって理解しあうしか方法がなかったのかもしれない。

歴史的に見ても、そういった事件や出来事が多いような気がする。

 

飛行機のなかでも、その傾向はありありと見られる。

外国人は個人客が多いのに対して、日本人はツアー客が多いし、隣の人が頼んだものをオーダーする確率も高い。

 

「コーラください」

「わたしも」

 

だれかと同じことで安心する国民性?

所属欲求が強いことのあらわれかな?

 

かくいうわたしも、バリバリの日本人だ。

英語をしゃべっていても、よく「Me, too(わたしも) 」って言ってる。

外資系の会社で働くうち、すこーしずつ個人主義を理解してきたというかんじ。

 

わたしたちは自由だ。

人がなんと言おうと、自分の個性を尊重し、みずからの意志で人生を切り拓いていく。

そんな強さを、わたしも持ちたい。

 

水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2019

 

そう思ったのもつかの間。

すごく楽しい本を見つけてしまった。

 

生年月日によって24のタイプに分かれた宿があって、運勢や相性もわかってしまうという、日本人の大好きな占い。

これがまた、非常に言い得て妙なのだ。

 

著者は、人気占い師のゲッターズ飯田氏が絶賛されている水晶玉子氏。

ゲッターズ飯田氏の本は、去年に引きつづき今年も購入したが、両方ともよく当たっている。

 

しかし、占いはあくまでも占い。

まずは自分自身を信じて。

さらに占いを参考に生きれば、最強の人生を歩めそうな気がする。

 

追記

 

インスタグラムにハッシュタグをつけて同じ記事を投稿したら、ゲッターズ飯田氏ご本人より「いいね!」をいただきました!

 

ありがとうございます!

 

 

 

 

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