ミセスCAのオンオフスイッチ【冬のステイ日誌】
おはようございます。
わたしはいま、フライトでヨーロッパの某都市に来ています。
こちらはただいま、摂氏8℃。
けさは霧が深く立ちこめ、窓から見える街の景色も、すっかり冬の色です。
琥珀色の屋根も、赤や黄色に色づいた木々も、白くけぶって見えます。
しかし、ホテル真向かいにある湖の住人、白鳥さんたちは今日も元気。
さきほどまで眼下にいたかと思えば、つぎに見るとずいぶん向こうまで泳いで行ってしまっている。
あのひとたちも、じっとしていられないんでしょうかね。
湖の水が冷たすぎて。
それとも、ディズニーランドのミッキーマウスみたいに、パーク内(湖内)に何匹かいてはるんでしょうか…
日本とヨーロッパ中央時間との時差
日本とヨーロッパ中央時間には、夏は7時間、冬は8時間の時差があります。
なので日本のみなさんが夕方「今日の仕事も終わった〜」と、ひと息ついておられるころに、わたしたちが朝のしたくをはじめます。
昨夜は11時間寝ました。
11時間のフライトのあとは、それくらい寝ないと元の世界に戻って来られないのです。
今日もこれから帰国便で11時間働くわけですから、リセット睡眠が必要です。
フライト前のルーティーン
まずは、熱いコーヒーを一杯。
パンや果物をかじりながら、きのうのフライトのこと、今日のフライトのこと、日本に帰ってからの身の振りかたなどを、ゆっくりと考えます。
つぎは顔面づくり。
心のなかみは昭和でも、メイクだけは古めかしくならないないように。
保安要員としての信頼感と、サービス要員としての華やかさ。
その二つの要素が、バランスよく共存できるラインを死守します。
彫りの深いヨーロッパ人と一緒に働くため、多少派手でも浮きません。
むしろ派手めなメイクをしないと、カオナシが一人紛れこんだようになってしまいます。
崩れにくいメイクに関しては、年季が入っているためお手のものです。
(愛用している化粧品に関しましては、「コスメ」のカテゴリーをご参照ください)
そして荷物をコンパクトにパッキング。
職業柄、旅の荷造りは大得意。
丸められるものは丸めて収納。
隙間にも、びっちりと詰め込んでやります。
笑えるくらいちっちゃくまとまります。
最後に、制服のジャケットをはおります。
鏡を見ながら全体のシルエットを確認したら、スーツケースとともに部屋を後にします。
ロビーに降りてチェックアウトを済ませたら、クルーバスに乗り込んで、いざ空港へ。
水面下で努力する白鳥のように
家族はみんな、わたしの仕事に協力的です。
でも、お弁当や晩ごはん作り、掃除に洗濯、愛犬シエルの散歩など…
主婦としてのわたしがいなくなることで、ずいぶんと負担をかけています。
そのうえで成り立っている、CAとしてのわたし。
眠いとかしんどいとか、言ってられません!
今日も湖を行く白鳥さんたちのように、お客さまから「あの人、機内に何人かいてはるんとちゃう?」と言われるくらい、がんばって働きます。
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