関西弁 ど短期集中講座
みなさん、こんばんは。
やさしい関西弁講座の時間です。
✒︎ 今日のテーマはこちら。
一音節の単語につく助詞の省略
一音節の単語の正しい発音
「ネイティブスピーカーのように話してみたい!」
という人は、しっかり聞いてくださいね。
それでは、さっそく参りましょう。
第一章【助詞の省略】
主語を表す「が」の省略
おもな例文を挙げてみましょう。
a 毛あらへん(毛がない)
b 根はえてきた(根が生えてきた)
c 目とびでる(目が飛び出る)
いずれも、格助詞「が」が、省略されているのが分かりますね。
【参考文献?】
📕「シャンパンにまつわるナイショ話」に出てくる「手ベタベタ」も、こちらに分類されます。
「手がベタベタになる」の「が」
すなわち、主語を表す格助詞の「が」が、省略されているのがわかります。
連用修飾語を示す「を」「に」「へ」などの省略
d 蚊ころした(蚊を殺した)
e 血すうたろか(血を吸ってやろうか)
f 木のぼる(木に登る)
g ミナミ行く(ミナミへ行く)
ここでも、格助詞「を」「に」「へ」が省略されていますね。
「蚊を」「血を」など、対象を表す「を」
「木に」など、場所を表す「に」
「ミナミへ」など、方向を表す「へ」
これらはみな、連用修飾語をつくる働きをしています。
それらをみな、省略するのです。
第二章【一音節の単語の発音方法】
関西弁を話すうえで、助詞を省略するさい重要なことがあります。
それは「毛」「根」「血」など、一音節からなる単語を発音するとき、かならず語尾を伸ばすということです。
ケェーあらへん
ネェー生えてきた
チィー吸うたろか
といった具合に、しっかりと語尾を伸ばすのがポイントです。
このほかにも、たくさんの省略形があります。
【例】
胃いたい、歯ぬけた、背のびた、差つける、詩よむ、手かして、絵かく、戸あける、実でる
こちらは、練習問題も兼ねています。
意欲のある方は、ご自身でそれぞれに格助詞を入れてみてください。
答えは巻末に…ございません(笑)
関西に赴任されたばかりの会社員のかた。
関西の学校に入学された学生さん。
ご主人の赴任で関西に来られた主婦のみなさん。
本講座が、みなさんの関西弁理解の一助となりましたら幸いです。
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