やさしい関西弁講座

やさしい関西弁講座

 

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みなさん、こんばんは。

やさしい関西弁講座の時間です。

 

 

関西弁 ど短期集中講座

 

今日のテーマはこちら。

 

1️⃣ 一音節の単語につく助詞の省略

2️⃣ 一音節の単語の正しい発音

 

方言を話すとき。

助詞に気をつけると、ぐっと自然な印象になります。 

 

また、正しい発音の仕方を学ぶことによって、よりネイティブに近づくことができます。

 

「ネイティブスピーカーのように話してみたい!」

 

という人は、この単元をしっかり勉強してくださいね。 

それでは、さっそく参りましょう。

 

第一章【助詞の省略】

 

おもな例文をあげてみましょう。

 

主語を表す「が」の省略 

 

a 毛あらへん(毛ない)

b 根はえてきた(根生えてきた)

c 目とびでる(目飛び出る)

 

いずれも、格助詞の「が」が省略されているのが分かりますね。

 

【参考文献】以下の記事にある「手ベタベタ」という表現も、こちらに分類されます。

 

www.ciel114.com

 

「手がベタベタになる」の「が」

すなわち、主語を表す格助詞の「が」が、省略されているのがわかります。

 

連用修飾語を示す「を」「に」「へ」などの省略

 

d 蚊ころした(蚊殺した)

e 血すうたろか(血吸ってやろうか)

f 木のぼる(木登る)

g ミナミ行く(ミナミ行く)

 

ここでも、格助詞の「を」「に」「へ」が、それぞれ省略されていますね。

 

「蚊を」「血を」など、対象を表す「を」

「木に」など、場所を表す「に」

「ミナミへ」など、方向を表す「へ」

 

これらはみな、連用修飾語をつくる働きをしています。

それらをみな、スパーンと省略したるのです。

 

第二章【一音節の単語の発音方法】

 

関西弁では、助詞を省略するさいに重要なことがあります。

 

それは「毛(け)」「根(ね)」「血(ち)」など、一音節からなる単語を発音するとき、かならず語尾を伸ばすということです。

 

ケェあらへん

ネェ生えてきた

チィ吸うたろか

 

といった具合に、しっかりと語尾を伸ばすのがポイントです。

 

このほかにも、たくさんの省略形があります。

 

声に出して読んでみましょう

 

① 胃いたい

② 歯ぬけた

③ 背のびた

④ 差つける

⑤ 詩よむ

⑥ 手かして

⑦ 絵かく

⑧ 戸あける

⑨ 実でる

 

こちらは、練習問題も兼ねています。

 

ご自身で、それぞれに格助詞を入れてみてください。

答えは記事の末尾に…ございません(笑) 

 

関西に赴任されたばかりの会社員のかた。

関西の学校に入学された学生さん。

ご主人の赴任にともない、関西に来られた主婦のみなさん。 

 

本講座が、関西弁理解の一助となりましたら幸いです。

 

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ネイティブ向けには、上級関西弁講座もご用意しております。

 

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www.ciel114.com

 

 

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