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宝塚歌劇団 月組 【エリザベート】愛希れいか退団公演に捧ぐ

宝塚歌劇団 月組【エリザベート】愛希れいか退団公演に捧ぐ

 

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月組人気トップ娘役・愛希れいか 最後のダンス

 

いよいよ…

いよいよ、この週末となってしまった。

 

宝塚歌劇 月組公演 ミュージカル「エリザベートー愛と死の輪舞(ロンド)ー」大千秋楽。

タカラヅカが誇る人気トップ娘役、愛希れいかさんが退団される日でもある。 

 

愛希れいか(まなきれいか)

愛称、ちゃぴ。

95期生。

 

入団後、男役から娘役に転向。

そのせいもあってか、可憐かつハンサム。

 

凛とした舞台姿は、女が憧れる女性そのものだった。

ダンスにも歌唱力にも定評があり、可愛いだけにおさまらない実力が人気の理由。

 

 「エリザベート」は、ただでさえ評判のいい作品なのに、今回はちゃぴちゃんのサヨナラ公演とあって、空前のチケット難になると言われていた。

 

日頃から競争率の高いここ東京においては、最悪一枚も手に入らない可能性だってある。

信頼していた友(の会)に、もし裏切られたらどう生きていく?

 

「ありえるわ!」

 

わたしは、ふだん使わない奥の手に出ることにした。

 

持ってて良かった【宝塚友の会カード】タカラヅカレビューSTACIA VISA

 

そうです。

兵庫県は宝塚市にある、聖地・宝塚大劇場巡礼。

日比谷と違って遠征費がかかるけれど、背に腹はかえられない。

 

そうよ私は愛の巡礼。

なんとしてもチャンスをつかんでみせると、鼻息あらく「宝塚友の会」クレジットカード抽選申込みにエントリー。

 

すると、まさかのSS席に当選!

それも三列目センターブロックという神席。

当たるときは当たるんですね。

 

「おれにも運が向いてきたようだぜ!」

(ウセル・ラムセス by 天は赤い河のほとり)

 

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宝塚大劇場SS席で見た、瞳のなかの星

 

「三列目は客席ではなく、むしろ舞台のなかに含まれる」

 

そういっても過言ではないくらい、臨場感があった。

いや、臨場感とか迫力とかいう言葉では、とうてい追いつかない。

 

あれはたぶん、夢。

そう、わたしは夢の中にいた。

 

ウソでも大げさでもなく、ほんとうに目が「輝いて」いた。

なかでも、ルキーニ役の月城かなとさんの目は、ライトが当たるたびにキラキラと瞬いて。

まるで、極上の黒玻璃を埋めこんだかのよう。

うす汚れた(しましまの)衣装に身を包んでいても、瞳の美しさまでは隠せなかったようだ。

 

珠城りょうさんの、凄まじくも圧倒的な帝王感。

美弥るりかさんの、神々しいまでのプリンス感。

暁千星さんの、繊細で今にも壊れそうな孤独感。

数えきれないほどのきらめきに満ちあふれた舞台。

 

「この感動を上書きしたくない!」

 

わたしはラストシーン、トートとエリザベートが昇天していく瞬間に、この日を見納めにしようと誓った。

本来ならば、なんどでも観たい作品。

だが、それほど完璧で完全なかたちで心に残ったので、思い出だけを抱いていたいと思ったのだ。

 

なのに、人間とは浅はかなもの。

やはり「あの感動をもう一度」と、あくなき衝動につき動かされてしまう。

 

東京公演はだめでも。

ライブビューイングなら、まだチケットが取れるかもしれない。

わたしは心のおもむくまま、スマホを手にしていた。

 

2018【エリザベート】宝塚大劇場公演 千秋楽 ライブビューイング

 

想いが通じて。

東京日本橋の「TOHOシネマズ」ライブビューイングの座席を押さえることができた。

今回、ムラにはよほどご縁があったとみえる。

 

偶然にも。

ここでもまた、三列目のお席。

 

しかし舞台と映画館とでは、勝手がちがう。

スクリーンとの距離が近すぎて、目の焦点が合わない(笑)

しかもかなり左寄りだったので、お顔がぐんにゃりと歪んで見える(泣) 

 

こんどはあの経験をリセットするため、Blu-rayを購入した。

 

「けして終わるときなど来ないあなたの愛〜」

 

ああ、これが沼なのね。

千秋楽に時間を合わせて、リアルタイムで流そうと思っている。

 

「どこまでも追いかけ続ける、ヅカファンの?ロンド〜」

 

📀 【月組エリザベート 2018】ブルーレイ

 

月組【エリザベート】最高!

 

ただの枕詞としての「最高」ではなく、文字通り「最も高次元」の舞台。

とくにちゃぴちゃんには、エリザベート皇后本人が乗り移ったかのように見えました。

 

わたしは、宝塚歌劇にゆかりのある場所を旅するのが大好き。

エリザベートが実際に住んでいたお部屋や、器械体操用の運動器具なども見たことがあります。

 

昔見たあの場所に、ちゃぴちゃんがいてもおかしくないと思うくらい、彼女の役への入りこみかたが尋常ではないと感じました。

それはやはり「見えない手」が、彼女を導いているからだと思います。

 

これまで珠様を盛り立て、そのお隣で自らも見事に輝きつづけたちゃぴちゃん。

宝塚からいなくなってしまうのは、本当に寂しいけれど。

貴女はもう、ひとりで飛べる。

これからは外の世界で、また新たな翼をひろげて、鳥のように羽ばたいてください。

わたしたちは、ずーっと応援しています。

まずは無事に千秋楽を迎えられることを、心よりお祈りしています。

 

 

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