ミセスCAのオン&オフ日誌

現役主婦CAが、人生という旅の中で感じた諸々を綴ります。 愛する故郷大阪と、東京そして世界を繋ぐ架け橋となるのが夢。

もしも航空会社が、タカラヅカとコラボしたら?

もし、宙組メンバーがエアラインクルーだったら?

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フライトが終わったあと、飛行機を出て入国審査場まで歩くのが好きだ。

仕事が終わったという開放感もあって、クルーと軽口を叩き会う。

「キャプテン、今日のランディング(着陸)はとってもスムーズだったわ」

「わたしじゃない。コーパイ(副操縦士)だ。彼を褒めてやってくれ」

ベースでのブリーフィング以来、コックピットとキャビンに分かれていたクルーが、ようやっと顔を合わせる瞬間でもある。

 

先日のフライトでのこと。

飛行機を降りたら、目前にドドーンとANAのスターウォーズ機が。

若いクルーはインスタ映えするその機材を、一生懸命カメラに収めていた。

成田の場合、飛行機を降りてすぐではなく、ゲート付近で集合する。

年配のクルーは、若い子たちが来るのを待っていた。

夢中になって写真を撮っているとパーサーが戻ってきて、

「こらこら、おまえさんたち、はやくこっちに来なさい。みんな待ってるぞ」

「はぁ〜い」(なぜかヤングチームに混ざっているわたし笑)

まるで、大家族で旅行しているかのようだ。

子どもたちが好奇心旺盛で、あちこちで足を止めるのを大人たちが待っている。

「ホラ、もう行くよ」と言いながらも、子どもの気持ちを尊重して、ちゃんと待ってやる。

ウチの会社は、そんな家庭的な雰囲気にあふれている。

 

大阪に帰る際に、たまたまスターウォーズ便に乗り合わせたことがある。

搭乗口ではヨーダの巨大ぬいぐるみが出迎えてくれるし、紙コップもヘッドレストカバーもクルーのエプロンもスターウォーズ柄だったと告げると、ヤングたちは「ワーオ!乗りたーい!」と大はしゃぎ。

だがわたしは、心の中で二度と乗りたくないと思っていた。

 

その便は満席だった。

 わたしは、3人がけの席のド真ん中。

右隣(以下ライト)は、全身迷彩柄の服を着た男性。

戦場カメラマンばりの立派なカメラ機材を、足元いっぱいに置いている。

スマホケースは、トルーパー(白い兵隊)のマスクを模したもの。

左隣(以下レフト)は、ネクタイに白いシャツとスラックス。

ブリーフケースを持った、一般的なサラリーマン風の男性。

その2人が、まぁ乗ってきた瞬間から、ガサガサガサガサ忙しいんだわ。

ライト氏は、いきなりテーブルを出して、その上にフィギュアっていうんですか、スターウォーズのキャラクターの人形をズラーッと並べて、ごっついプロ仕様のカメラでバシバシ写真を撮り始めた。

紙コップのとなりにダースベイダー置いてパシャ!

紙コップの前にR2–Z2置いてパシャ!

配置換えしてまたパシャ!

なんぼほど撮っとんねん。

レフト氏は、スターウォーズ柄のエプロンを着けた可愛いCAに、

「素敵ですね。写真お願いしてもいいですか?」と聞いていた。

若いCAは、「わたしでよろしいんでしょうか?」と言いつつ、髪の乱れを直してにっこりと笑顔を作った。

エプロンを口実に、写真撮影を依頼するとは。

ジェントルマン、おぬしも策士やのう。

「ありがとう」

嬉しそうに撮った写真を確認する彼。

距離が距離だけに、いやでも目に入ってくる。

ハッ( ̄◇ ̄;)

CAの、アタマ切れてるやーん!

レフト氏は、CAの顔なんてどうでもよかったのだ。

エプロンの写真を、うっとりと見入っている。

なんやねんこの世界!

その後も彼らは、シートベルトサインが消えるまで、ガサガサガサガサ動き続けた。

東京〜大阪という短い飛行時間だったが、わたしにとっては狭い空間をヘビーなヲタクに挟まれた、苦行のようなフライトだった。

 

だが考えてみた。

もしこれが、タカラヅカフライトだったら?

しかも、宙組フライトだとしたら?

わたしだって、彼らと同じ動きをしただろう。

いや、輪をかけて不審だったかもしれない。

考えているうちに、妄想がだんだん広がっていく。

 

機体にはトップスター真風涼帆氏を中心に、組子全員の写真。

尾翼には「SEIZE the DAY 」の文字。

搭乗者全員に特製ポストカードと、次回公演のチケットが当たる抽選券が配布される。

ボーディングミュージックは、ミュージカル【シトラスの風】より「明日へのエナジー」

もちろん、紙コップもヘッドレストカバーもクルーのエプロンも、すべて真風さんと芹香さんのサイン入りだ。

機内誌には、機内でしか買えない真風氏監修グッズ。

パスポートケースや斜めがけのポシェット、ブランケットやスリッパなど、ゆりかちゃんと一緒に旅している気分になれるアイテムが勢ぞろい。

 

妄想していると、だんだん楽しくなってきた。

もし、クルーがジェンヌさんだったら?

1日限り、宙組のみんなが乗務することになったら?

フライトの始まりから終わりまで、シュミレートしてみよう!

 

搭乗口で迎えてくれるのは、キラキラ笑顔の星風まどかちゃん。

ハート型のアメちゃんをもらう♡

中に入ると、あっきーさんのウェルカムアナウンスが流れてくる。

「皆さま、本日はコスモスエアラインにご搭乗いただき、まことにありがとうございます。パーサーの澄輝さやとです」

続いて非常用設備の説明。

左右の通路に、蒼羽りく氏と桜木みなと氏がスタンバイ。

アナウンスに合わせて救命胴衣のデモンストレーションが始まる。

ふだんならスルーしてしまうくせに、オペラを使ってガン見。

わたしは救命胴衣になりたい(以下自粛)

右を見るか左を見るか。

目が忙しい。

出発の準備が整い、クルーも着席。

非常口付近に座っているのは和希そら氏。

しかもわたしは向かい合わせの席。

うかつに目があって、笑顔でも向けられたあかつきには!

呼吸困難に陥り、いきなり酸素マスクのお世話にならないといけない。

そして飛行機が巡航高度に達したとき、聞きなれたあの声が。

「機長の真風涼帆です。本日は、わたくしと2名のパイロット、芹香斗亜と愛月ひかるが乗務いたしております。どうぞごゆっくりおくつろぎください」

キャー!

ゆりかちゃんが操縦桿を握っているなんて…

もう、天にものぼる気持ちですよね〜

って、飛行機の上だから、すでにのぼってるか。

飛行機が目的地に着いたら、ゲートで出待ち。

ANAの制服に身を包んだコックピットクルーが出てくる。

帽子を取ってカッコ良く挨拶する3人。

キャビンクルーも、にこやかに後に続く。

その日のツイッターとインスタは、とんでもないことになるでしょうね。

 

スターウォーズヲタを揶揄していたけれど、自分の好きなものと航空会社がコラボすると、こんなに楽しいんだってわかった。

妄想レベルでここまで楽しめちゃうわたしは、タカラヅカフライトが実現したらどうなるんだろう。

きっとごっついカメラを買って、ブロマイドと一緒に紙コップの写真撮ってるだろうな。

宙組カラーの淡いパープルのお洋服なんか着ちゃって。

ああもう、夢は広がるばかり。

全日空さん、次はどうかぜひ、タカラヅカとのコラボフライトをお願いします!

 

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